AI の答えが検索結果の上に出る今、SEO が無駄になるのか、新しい対策が要るのか迷っていませんか。土台は今までの SEO のままで、AI 検索だけの特別な対策は要らないと Google 自身が書いています。
この記事でわかること
- AI時代のSEO対策の考え方と、変わらない土台
- AI検索のためにやることと、進める順番
- Googleが「やらなくてよい」と書いていること
- AIの答えでの見え方の測り方
- AIを記事づくりに使うときの注意
AI時代のSEO対策とは
AI時代のSEO対策は、AI 検索だけの別の作業ではなく、今までの SEO そのものです。Google は、生成 AI 検索に向けた最適化も SEO だと書いています。やることは3つです。Google に登録される状態を保ち、ほかのページに無い中身を書き、AI の答えでの見え方を測ります。
AI×SEOの2つの意味
「AI SEO対策」という言葉は、2つの違う意味で使われます。1つは AI 検索への対応で、もう1つは AI を SEO の作業に使うことです。どちらを知りたいかで、読む所が変わります。
| 意味 | 何をするか | この記事の見出し |
|---|---|---|
| AI 検索への対応 | AI の答えの中で自社が見つかり、正しく紹介されるようにする | 「AI時代のSEO対策でやること」から「AI検索に出す・出さないの設定」まで |
| AI を作業に使う | キーワードの候補出しや記事の下書きに AI を使う | 「AIをSEOの作業に使うとき」 |
「AIO対策」「LLMO対策」と呼ばれるのは、1つ目の AI 検索への対応です。
AI検索で変わったこと
変わったのは、検索した人が答えを受け取る場所です。Google の検索結果の上に AI のまとめた答えが出て、AI と話しながら調べる画面も加わりました。ChatGPT にも、ウェブを検索して答える機能があります。
| 変化 | 中身 |
|---|---|
| AI による概要 | 検索結果の上に、AI のまとめた答えと、元になったページへのリンクが出る |
| AI モード | 検索結果の「AI モード」タブで、複雑な質問を AI と会話しながら一度に調べられる |
| ChatGPT の検索 | ChatGPT が質問に答えるとき、ウェブのページを探して答えに使う |
日本では、Google が2024年8月16日のブログで AI による概要の提供を発表しました。AI モードは、2025年9月9日のブログで日本語での提供を発表しています。AI による概要は、どの検索でも出るわけではありません。普通の検索結果より役に立つとシステムが判断したときだけ出ます。
AI の答えが出ると、サイトへのクリックが減るのではと心配する声もあります。Google のAI 機能とウェブサイトのページは、数字の見方を次のように説明しています。
- AI による概要や AI モードから来た訪問は、Search Console の検索タイプ「ウェブ」の数字に含まれる
- AI による概要が出る検索結果からのクリックは質が高く、サイトに長くとどまる傾向がある
自社のクリックが本当に減ったかは、この「ウェブ」の数字を前の年の同じ月と比べて確かめます。
変わらない土台
AI の答えに出るための土台は、検索結果に出るための土台と同じです。Google の生成 AI 機能に向けた最適化のガイドも、AI 検索に向けた最適化を SEO だとしています。ガイドの言葉では「SEO であることに変わりはありません」です。
同じに考えてよい理由は、AI の答えの作られ方にあります。Google の AI 機能は、検索の順位と品質を決める仕組みの上で動きます。検索のために集めたページの中から、質問に合う新しいページを取り出し、それを元に答えを作ります。
AI の答えにページが出る条件も、次の2つで、検索と同じです。
- ページが Google のインデックスに登録されている(インデックスは、Google が読み込んで保存したページの一覧)
- 検索結果で、スニペットを出せる状態にある(スニペットは、タイトルの下に出る説明文)
これ以外に、AI のための追加の技術要件はありません。ただし、条件を満たしても表示されるとは限らず、Google は登録と表示を保証していません。
検索結果と AI の答えは、同じ土台の上に乗っています。下から順に、Google に登録されること、ほかのページに無い中身があることです。株式会社FIZは、その上に、名前が知られて探されることも重ねて考えています。

AI 検索の対策を指す言葉には、AEO(回答エンジン最適化)や GEO(生成エンジン最適化)もあります。Google はどちらも SEO だとしています。株式会社FIZは、AI の答えの中で紹介されるための対策を「AIO対策」と呼んでいます。AI の答えの元は検索で読まれるサイトなので、SEO と切り離さずに進めます。
AI時代のSEO対策でやること
やることは次の7つで、どれも Google が SEO の基本として挙げている作業です。AI のために新しく作るものではありません。今のサイトが7つを満たしているかを確かめ、足りない所を直します。
| やること | 何を確かめるか | 出どころ |
|---|---|---|
| Googleに登録される | 主なページがインデックスに登録され、スニペットを出せるか | Google「AI 機能とウェブサイト」 |
| AIのクローラーを止めない | robots.txt と、CDN やサーバーの防御の設定で止めていないか | Google「AI 機能とウェブサイト」・OpenAI のクローラーの説明 |
| ほかのページに無い中身 | 自社の事例・数字・判断が書かれているか | Google「生成 AI 機能に向けた最適化のガイド」 |
| 読みやすいページの作り | 段落と見出しで整理され、画像や動画で補っているか | 同じガイド |
| 書き手と会社の情報 | 誰が、どのように作ったかが分かるか | Google「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」 |
| 構造化データを表示と一致させる | 入れているなら、ページに見える文と合っているか | Google「AI 機能とウェブサイト」 |
| お店と商品の情報を最新に | ビジネス プロフィールと Merchant Center の情報が今のものか | 同じページ |
進める順番
進める順番は、次の4ステップです。新しいページを増やす前に、今あるページの確認と、中身の足し算から始めます。
- 登録とクローラーの確認:主なページが Google に登録され、検索用と AI 用のクローラーを止めていないかを見る
- 今の AI の答えを記録する:中身を直す前に、決めた質問への AI の答えを記録しておく
- ほかのページに無い中身を足す:今あるページに、自社の事例や数字、判断を足す
- 毎月同じ条件で測る:同じ質問を同じ条件で聞き、Search Console の数字とあわせて変化を見る

ステップ1が先なのは、登録されていないページは AI の答えにも出ないためです。ステップ2を中身の直しより前に置くのは、直す前の記録が無いと、直した後に答えが変わったかを比べられないためです。
今あるページから始める理由は、Google の説明にあります。ページ数が多いからといって、サイトの質や関連性が上がるわけではないと Google は書いています。ステップ2と4のやり方は、後の「AI検索での見え方の測り方」で説明します。
Googleに登録される状態
最初に確かめるのは、主なページが Google に登録され、スニペットを出せる状態かです。ここが満たされていないと、ほかの作業をしても AI の答えには出ません。
確かめる所は次のとおりです。Search Console は、Google が無料で出している、自社サイトの検索での出方を見る道具です。
- Search Console の URL 検査で、主なページが登録済みになっているか
- noindex(検索に出さない指示)や nosnippet(説明文を出さない指示)が、意図せず付いていないか
- Search Console の「検索の生成 AI」の設定で、サイトを除外していないか(はじめは含める設定)
- 大事な中身を、画像の中の文字だけにしていないか(テキストで書く)
- サイトの中のリンクから、そのページにたどり着けるか
あわせて、ページ エクスペリエンスも見ます。Google が挙げるのは、どの端末でも崩れずに表示されること、表示までの待ち時間を減らすことです。本文とそれ以外の部分を見分けやすくすることも含まれます。
AIのクローラーを止めない
Google の AI 機能は、検索用のクローラー(Googlebot)が集めたページを使います。そのため、Google の AI のために別の許可は要りません。ChatGPT の検索の答えに出るには、OpenAI の検索用のクローラーを止めないことです。
クローラーは、サイトのページを読みに来るプログラムです。どのクローラーにどこを読ませるかは、サイトに置く robots.txt というファイルで指示します。主なクローラーは次の4つで、止めたときの影響がそれぞれ違います。
| クローラー | 何のためか | 止めるとどうなるか |
|---|---|---|
| Googlebot | Google 検索(AI による概要・AI モードを含む) | 検索と AI 機能のために、ページが読まれなくなる |
| Google-Extended | Gemini のモデルの学習と、Gemini アプリなどでの利用 | Google 検索の登録や順位には影響しない |
| OAI-SearchBot | ChatGPT の検索の答えにサイトを出す | ChatGPT の検索の答えに出なくなる |
| GPTBot | OpenAI の AI のモデルの学習に使う収集 | 学習に使わないでほしいという意思表示になる |
robots.txt は、ブラウザで「https://(自社のドメイン)/robots.txt」を開くと読めます。「User-agent:」の行にクローラーの名前があり、その下の「Disallow:」の行に止める場所が書かれます。「User-agent: OAI-SearchBot」の下に「Disallow: /」があれば、全体を止めています。
株式会社FIZがサイトを点検するときは、検索用と AI 用のクローラーを分けて確かめます。robots.txt だけでなく、CDN やサーバーの防御の設定で止めていないかも見ます。
CDN は、ページを速く届けるために、写しを各地のサーバーに置く仕組みです。サーバーの防御の設定は、不正なアクセスを止める仕組みを指します。robots.txt で許可していても、こちらで止めていればクローラーはページを読めません。
Google は、robots.txt に加えて CDN やホスティングの設定でもクロールを許可するよう書いています。OpenAI も、robots.txt での許可と、公開している IP アドレスからのアクセスの許可を勧めています。
CDN やサーバーの設定は、管理画面だけでは分からないことがあります。制作会社やサーバーの担当者に、アクセスの記録(アクセスログ)を見てもらうのが確実です。依頼するときは、次のように伝えます。
- アクセスログで、Googlebot・OAI-SearchBot・GPTBot からのアクセスを抜き出してほしい
- そのアクセスが、拒否(403 などのエラー)されていないかを教えてほしい
ほかのページに無い中身
AI 検索での見え方を長い目で左右するのは、ほかのページに無い、役に立つ中身です。Google のガイドは、ガイドの中のほかのどの提案よりも、この点が影響すると書いています。
Google が挙げる例は、住宅の購入の記事です。「初めて住宅を購入する人向けの 7 つのヒント」は、誰でも書ける一般的な知識に基づく記事の例です。「検査を免除して費用を節約した理由: 下水道管の内部調査」は、経験に基づく見方を伝える記事の例です。
会社のサイトなら、次のように置き換えて考えられます。
| 一般的な中身 | ほかのページに無い中身 |
|---|---|
| サービスの選び方の一般論 | 自社が実際に受けた相談と、そのときの判断 |
| 料金の一般的な相場 | 自社の料金の目安と、金額が変わる条件 |
| 手順の一般的な説明 | 自社で試した手順と、つまずいた所 |
反対に、Google が勧めていないこともあります。人が検索しそうな言い回しごとに、別々のページを大量に作ることです。順位や AI の答えを操作するためにこれを行うと、Google のスパムポリシーに違反します。違反の名前は「大量生成されたコンテンツの不正使用」です。
読みやすいページの作り
ページの作りは、読む人のために整えます。Google は、段落と見出しで整理し、画像や動画で文章を補うことを勧めています。一方で、AI のための書き方や、中身を細かく分けることは要らないとしています。
具体的には、次の3点を見ます。
- 見出しを見れば、その下に何が書いてあるかが分かるか
- 見出しのすぐ下に、その問いへの答えが書いてあるか
- 文章だけで伝わりにくい所を、画像や動画で補っているか
見出しのすぐ下に答えを置くのは、AI のための特別な書き方ではありません。読む人が早く答えに着くための書き方です。ページの長さにも、Google の言う理想の長さはありません。
書き手と会社の情報
誰が、どのように作ったページかを、読む人に分かるようにします。Google の有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成は、「誰が、どのように、なぜ」で見直すよう勧めます。
| 観点 | ページで確かめること |
|---|---|
| 誰が | 書いた人の名前(バイライン)を載せ、その人の経歴や専門分野が分かるようにしているか |
| どのように | 調べ方や試し方を書いているか。AI を使ったなら、使ったことと使い方を示しているか |
| なぜ | 検索からの訪問を増やすためではなく、ページに来た人の役に立つために作っているか |
書き手の情報は、本物であることが前提です。Google は、架空の名前や AI で作った顔写真で専門家が書いたように見せることを、欺く行為としています。
構造化データ
構造化データは、生成 AI 検索には要りません。ただし、検索結果で目立つ表示(リッチリザルト)の対象になります。そのため Google は、SEO の一部として使い続けるよう勧めています。
構造化データは、ページの中身の意味を、決まった形で書き添えるデータです。会社名やよくある質問などを、検索エンジンが読み取りやすい形で示します。入れている場合は、ページに表示される文と一致させます。
お店と商品の情報
店舗や通販のサイトなら、Google ビジネス プロフィールと Merchant Center の情報を最新に保ちます。Google の AI の答えには、商品の一覧や商品の情報、地域のお店の情報が入ることがあるためです。
| 道具 | 何か | 確かめること |
|---|---|---|
| Google ビジネス プロフィール | 店舗や事業所の情報を Google に載せる仕組み | 営業時間・住所・サービスの内容が今のものか |
| Merchant Center | 商品の情報を Google に載せる仕組み | 商品名・価格・在庫が今のものか |
AI で作った商品の画像や説明文を Merchant Center に載せるときは、決まりがあります。Google は、AI で作ったことが分かる印を付けるよう求めています。
AI検索でやらなくてよいこと
Google のガイドは「生成 AI 検索の誤解を解く: する必要のないこと」として、5つを挙げています。勧められた「AI 対策」がこの5つに当たるなら、Google 検索のためには要りません。
| 勧められること | Google の説明 |
|---|---|
| llms.txt などの AI 向けのファイルや特別なマークアップを作る | Google 検索はこれらを使わない。作っても、Google 検索での表示や順位は変わらない |
| AI のために中身を細かく分ける | Google は1ページの中の複数の話題を理解できる。理想のページの長さは無い |
| AI 向けに文章を書き換える | AI は類義語や探している意味を理解する。言い回しの違いを全部そろえる心配は要らない |
| 作られた言及をウェブに増やす | 思うほど役に立たない。順位の仕組みは質の高い中身を重んじ、別の仕組みがスパムを防ぐ |
| 構造化データに力を入れすぎる | 生成 AI 検索に構造化データは要らない。AI のための特別なマークアップも無い |
出典:Google「生成 AI 機能に向けた最適化のガイド」(2026年10月23日に確認)
llms.txtと特別なマークアップ
llms.txt のような AI 向けのテキストのファイルは、Google 検索のためには作らなくてかまいません。Google 検索はこれらのファイルを使わず、無視します。
ほかの AI のサービスのために作って置いておくことは、まったく問題ないと Google は書いています。Google 検索での表示や順位に、良い影響も悪い影響もありません。Google がそのファイルを見つけて登録することはあっても、特別な扱いをするわけではありません。
AI向けの書き換えと細切れ
AI のために、文章を書き換えたり、中身を細かく分けたりする必要はありません。Google のガイドには「生成 AI 検索向けの書き方をする必要はありません」とあります。
書き換えが要らない理由は、AI が類義語や、探している意味を理解できるためです。検索する人の言い回しを全部ページに入れなくても、意味が合えば答えに使われます。
細かく分ける必要がない理由は、Google が1ページの中の複数の話題を理解し、合う部分を示せるためです。短いページと長いページのどちらが合うかは、読む人と話題で変わります。
言及を集める施策
自社の名前が出てくる書き込みや記事を、作ってウェブに増やす施策は、思うほど役に立ちません。Google のガイドは、作られた言及を追い求めることを、やらなくてよいことに挙げています。
Google の AI 機能は、ブログや動画、掲示板などで製品やサービスがどう語られているかを示すことがあります。ただし、その元になる仕組みは、質の高い中身を重んじ、スパムを防ぐ仕組みと組み合わさっています。
自社で用意した紹介文を、いくつものサイトに載せるような施策がこれに当たります。
構造化データの詰め込み
AI 検索のために、構造化データを増やす必要はありません。前の「構造化データ」で書いたとおり、入れる理由はリッチリザルトで、AI のためではありません。
「AI 対策」を勧められたら、まずこの5つに当たらないかを確かめてください。Google は、AEO や GEO をうたう外部の助言も、外部の SEO の助言と同じように見極めるよう書いています。順位の上昇を約束するツールや、Google の内部の指標を使うと言うツールにも注意を促しています。外部のツールが Google の内部の仕組みに入ることはできないためです。
AI検索での見え方の測り方
AI 検索での見え方は、2つの方法を組み合わせて測ります。Google の AI での表示回数は、Search Console の生成 AI パフォーマンス レポートで見ます。ChatGPT なども含めた紹介のされ方は、決めた質問を AI に聞いて記録します。
Search Consoleの生成AIレポート
生成 AI パフォーマンス レポート(検索)では、Google の AI の答えでの、自社サイトの表示回数が分かります。2026年8月31日から、世界中のすべてのサイトで使えるようになりました。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 対象 | AI による概要と AI モード |
| 数える数字 | 表示回数(AI の答えの中で、サイトへのリンクが表示された回数) |
| 分けて見られる単位 | ページ・国・日付・端末 |
| クリック | AI 機能から来た訪問は、通常の検索パフォーマンスの「ウェブ」に含まれる |
| レポートが出ないとき | AI 機能での表示回数が少ない。または「検索の生成 AI」の設定でサイトを除外している |
見るときは、ページ別の表で、どのページが AI の答えに出ているかを確かめます。出ているページと出ていないページを比べると、次に中身を足すページを選べます。
AIに聞いて記録する
株式会社FIZは、AI の答えでの見え方を、決めた質問を AI に聞いて記録する方法で測っています。質問を固定し、複数の AI に、毎月同じ条件で聞きます。
進め方は次の4ステップです。
- 質問を決める:顧客が AI に聞きそうな相談の文を決める。社名を入れない聞き方(分野で会社を探す聞き方)と、社名を入れた聞き方の両方を用意する
- 同じ条件で聞く:ChatGPT や Google の AI など、複数の AI に聞く。過去の会話の記憶を使う設定は切っておく
- 答えを記録する:下の表の6つの項目を、質問と AI ごとに記録する
- 毎月くり返す:質問は変えずに、毎月同じ時期に聞く
| 記録する項目 | 見る所 |
|---|---|
| 出たか | 自社の名前が答えに出たか |
| 何番目か | 複数の会社が並ぶとき、何番目に出たか |
| すすめられたか | 「おすすめ」として挙げられたか |
| どう説明されたか | 強みやサービスの説明が、実際と合っているか |
| 誤りは無いか | 料金・所在地・サービスの中身などに誤りが無いか |
| どのページを元にしたか | 答えに出た出どころのリンクが、どのサイトのどのページか |
質問を変えないのは、変えると前の月と比べられなくなるためです。また、AI の答えは聞くたびに揺れることがあります。1回の結果で判断せず、数か月の流れで見ます。
2つの測り方の使い分け
2つの方法は、分かることが違います。どちらか1つでは足りないため、両方を毎月見ます。
| 方法 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| Search Console の生成 AI パフォーマンス レポート | Google の AI での表示回数と、出ているページ | ChatGPT などでの出方。どう説明されたか |
| AI に聞いて記録する | 複数の AI での出方、説明のされ方、誤り | 決めた質問以外での出方 |
あわせて、Search Console で、会社名での検索の表示回数も毎月見ます。AI の答えで社名を知った人が、名前で検索してくることがあるためです。
AI検索に出す・出さないの設定
AI の答えに出したくないサイトやページがあるときは、Google と ChatGPT でそれぞれ設定します。反対に、AI の答えに出たい会社は、これらの設定で意図せず止めていないかを確かめてください。
GoogleのAIの設定
Google の AI 機能にサイトを出すかは、Search Console の設定で決めます。「設定」の中の「検索の生成 AI」です。除外しても、通常の検索結果の順位には影響しません。
検索の生成 AI 設定で除外すると、次のようになります。
- AI による概要・AI モード・Discover の生成 AI 機能に、サイトのリンクと中身が出なくなる
- AI の答えの元としても、サイトの中身が使われなくなる
- 変更は、通常は数日以内に反映される
目的ごとの設定は、次のとおりです。
| やりたいこと | 使う設定 |
|---|---|
| サイト全体を Google の AI 機能に出さない | Search Console の「検索の生成 AI」で除外する |
| ページの一部を、AI の答えや説明文に使わせない | nosnippet・data-nosnippet・max-snippet |
| Google 検索に一切出さない | noindex |
| Gemini のモデルの学習などに使わせない | robots.txt で Google-Extended を止める |
「検索の生成 AI」の設定は、AI の学習には影響しません。学習を止めるのは Google-Extended で、こちらは Google 検索の登録や順位に影響しません。
ChatGPTのクローラーの設定
ChatGPT では、検索の答えに出すかと、学習に使わせるかを別々に決められます。検索の答えに出すのは OAI-SearchBot、学習に使う収集は GPTBot です。
OpenAI のクローラーの説明によると、2つの設定は互いに独立しています。そのため、OAI-SearchBot を許可し、GPTBot を止める組み合わせができます。robots.txt を変えてから、検索の答えに反映されるまでは約24時間です。
| やりたいこと | robots.txt の設定 |
|---|---|
| 検索の答えに出し、学習にも使ってよい | OAI-SearchBot と GPTBot の両方を許可 |
| 検索の答えに出し、学習には使わせない | OAI-SearchBot を許可し、GPTBot を止める |
| 検索の答えに出さない | OAI-SearchBot を止める |
OAI-SearchBot を止めると、ChatGPT の検索の答えでサイトが紹介されなくなります。なお、ChatGPT-User は、人が ChatGPT に頼んだときにページを開くためのものです。検索の答えに出すかどうかの判断には使われません。
AIをSEOの作業に使うとき
AI は、下調べや下書きの時間を減らすのに使えます。ただし、公開する前に人が事実を確かめ、自社にしか書けない情報を足すことが条件です。
AIに任せられる作業
Google の生成 AI によるコンテンツの使用についてのガイダンスは、調べ物に生成 AI が便利だとしています。構造化データを足す作業も、その例です。任せられるのは、候補を出す作業と、整理する作業です。決める作業と確かめる作業は人がします。
| 作業 | AI に任せる所 | 人がする所 |
|---|---|---|
| キーワードの候補出し | 関連する言葉や、聞かれ方の候補を出す | 実際に検索されているかを数字で確かめ、狙う言葉を決める |
| 上位の記事の整理 | 開いた記事の見出しや論点を並べる | 記事を自分で読み、整理が合っているかを確かめる |
| 構成案 | 見出しの案を出す | 答えが先に来る並びか、自社の情報をどこに入れるかを決める |
| 下書き | 文章のたたき台を書く | 事実と数字を出どころで確かめ、自社の事例や判断を足す |
| タイトルと説明文の案 | 候補をいくつか出す | 中身と合っているか、言い過ぎが無いかを見る |
| 誤字と言い回しの確認 | 誤字や表記のゆれを探す | 直すかどうかを決める |
AIで作った記事の扱い
AI を使って記事を作ること自体は、Google の違反ではありません。問題になるのは、読む人への価値を足さずに、AI で大量のページを作ることです。これは「大量生成されたコンテンツの不正使用」のスパムポリシーに当たる可能性があります。
Google は、作った目的も見るよう勧めています。人の役に立つためではなく、検索順位を操作する目的で AI を使って作ったページは、違反とみなされます。
どのように作ったかを、読む人に伝えることも Google は勧めています。AI を使ったなら、使ったことと、どう使ったかを示します。
人が確かめること
公開する前に、人が次の6点を確かめます。AI は事実を調べて書くのではなく、学習したデータから続きそうな言葉を予測して文を作ります。そのため、事実と違う内容が混ざることがあると Google は書いています。
- 事実と数字:数字・固有名詞・制度の説明を、元の資料で確かめたか
- 検索結果に出る部分:title(ページのタイトル)・メタディスクリプション・構造化データ・画像の代替テキストも確かめたか
- 情報の新しさ:料金・仕様・制度が、今の内容になっているか
- 自社の情報:自社の事例・数字・判断を足したか
- ほかのページとの似かた:すでにある記事の言い換えになっていないか
- 出どころ:数字や引用に、誰の・いつの情報かを書いたか
サイトの外での発信
株式会社FIZは、サイトの外で名前を知られ、名前で探されることも SEO の一部と考えています。ただし、Google は作られた言及を集めても役に立たないと書いています。そのため、言及を買うのではなく、実際の顧客に知られる発信を続けます。
SNSでの発信もSEOの一部
株式会社FIZは、SNS で知られ、社名で検索されるまでの流れも SEO の取り組みに含めます。SEO・SNS運用・広告運用・クリエイティブ制作を組み合わせた、マルチメディア戦略として進めます。
AI の答えも、サイトの中だけで作られるわけではありません。Google のガイドによると、Google の AI 機能は、ブログや動画、掲示板での語られ方を示すことがあります。株式会社FIZは、AI が SNS や口コミ、ほかのサイトの情報も使って答えると考えています。そのため、AIO対策でも SNS・広告・クリエイティブまで一緒に相談を受けます。
ここで言うのは、SNS で発信すると検索順位が上がるという話ではありません。名前を知った人が検索し、自社のページを選びやすくなるという流れです。
言及は買わずに広げる
言及を増やすなら、実際の顧客や読む人に知られる発信を続けます。お金を払って名前を書いてもらうような、作られた言及は増やしません。
発信が届いているかは、Search Console で会社名での検索の表示回数を毎月見て確かめます。名前を知る人が増えれば、名前で検索する人も増えるためです。
自社でやるか、頼むか
確かめる作業の多くは、Search Console とブラウザがあれば自社でできます。CDN やサーバーの設定を見る必要があるときや、複数の AI を毎月測る人手が無いときは、頼むほうが進みます。
自社でできる範囲
自社でできるのは、次の5つの作業です。どれも、Search Console・ブラウザ・AI のサービス・表計算のソフトがあれば始められます。
| 作業 | 使うもの | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| 主なページの登録を確かめる | Search Console の URL 検査 | ページを直したとき |
| 生成 AI レポートと、会社名での検索の表示回数を見る | Search Console | 毎月 |
| robots.txt を開いて読む | ブラウザ | サイトの設定を変えたとき |
| 決めた質問を AI に聞いて記録する | ChatGPT や Google の AI・表計算のソフト | 毎月 |
| 今あるページに自社の情報を足す | サイトの管理画面 | 記録を見て、足すページを決めたとき |
頼むほうが向いている場合
次のどれかに当てはまるなら、外に頼むほうが早く進みます。
- robots.txt では許可しているのに、CDN やサーバーの防御の設定まで確かめる人がいない
- 複数の AI に毎月同じ条件で聞き、記録し続ける人手が無い
- ほかのページに無い中身を、記事やページに書き足す人がいない
株式会社FIZの AIO対策コンサルティングは、無料の診断から始められます。AI にどう答えられているかと伸びしろを確かめ、測る質問を決めて、毎月の計測と報告を行います。料金の目安は、計測の立ち上げが初期費用10万〜20万円、毎月の計測が月額5万円からです。施策の提案は月額に10万円から足す形で、実行は内容に合わせて見積もります。契約期間の決まりはありません。
AI時代のSEO対策のよくある質問
AIO対策・LLMO対策とSEO対策の違いは?
SEO対策は、検索結果で上位に表示されるための対策です。AIO対策は、AI の答えの中で紹介されるための対策です。AI は検索で読まれるサイトを元に答えるので、2つは分けずに一緒に進めます。
呼び名は会社によって違い、LLMO対策・AEO・GEO と呼ぶこともあります。Google は、AEO と GEO も SEO だとしています。
AIの答えに必ず出られますか?
必ず出られるとは限りません。Google は、条件をすべて満たしても、登録と表示は保証されないと書いています。
AI の答えに「必ず出す」と約束する提案には注意してください。Google は、順位の上昇を約束するツールにも注意を促しています。
効果が出るまでどのくらいかかりますか?
決まった期間はありません。変化がすぐ出ることも、時間がかかることもあります。毎月同じ条件で測り、変化を確かめながら進めます。
設定を変えたときの反映の目安は、それぞれの公式の文書に書かれています。
| 変えたこと | 反映の目安 | 出どころ |
|---|---|---|
| Search Console の「検索の生成 AI」の設定 | 通常は数日以内 | Search Console ヘルプ |
| nosnippet などの表示の制御 | 再びクロールされるまで数日〜数か月 | Google「AI 機能とウェブサイト」 |
| robots.txt の OAI-SearchBot の設定 | 約24時間 | OpenAI のクローラーの説明 |
小さな会社のサイトでも対策できますか?
できます。Google の AI 機能にページが出る条件は、インデックスに登録され、スニペットを出せることです。これ以外に追加の技術要件は無く、サイトの大きさの条件も書かれていません。
小さなサイトでも、主なページの登録と、ほかのページに無い中身から始められます。
まとめ
AI時代のSEO対策も、土台は SEO です。Google に登録される状態と、ほかのページに無い中身を保ち、AI の答えでの見え方を毎月測ってください。まずは robots.txt と生成 AI のレポートを開き、決めた質問を AI に聞いて記録します。
株式会社FIZは、Z世代に届くSNSマーケティング・インフルエンサー施策に強みを持つ会社です。AIO対策コンサルティングでは、AI の答えを測り、打ち手を提案します。記事の制作や、サイトを直す指示書づくりも受け持ちます。「自社は AI にどう答えられているか」を知りたい方は、ご相談ください。
