SEO 36 min read

SEO対策とは?Googleの仕組みと基本をわかりやすく解説

SEO対策とは?Googleの仕組みと基本をわかりやすく解説

「SEO対策をしたほうがいい」と言われても、何をすることなのか分からない。広告と何が違うのか、何から手を付ければよいのかも見えない。社内で聞かれても答えられず、業者の提案が妥当かも判断できずにいませんか。

SEO対策とは、Google などの検索結果で自社のページを見つけてもらい、訪問につなげるための取り組みです。中身は内部対策・コンテンツSEO・外部対策の3つに分かれます。

この記事でわかること

  • SEO対策の意味と、広告との違い
  • Google が検索順位を決める仕組み
  • 内部対策・コンテンツSEO・外部対策の違い
  • 始め方の4ステップと、効果が出るまでの期間
  • 自分でやるか、頼むかの目安

SEO対策とは

SEO対策とは、検索エンジンにページの中身を正しく理解してもらい、広告でない検索結果に自社のページを出す取り組みです。広告枠を買う方法とは違い、Google に費用を払って順位を上げることはできません。

SEO対策の意味

SEO は「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳します。読み方は「エス・イー・オー」です。

Google は、公式サイト「Google 検索セントラル」の中で SEO を説明しています。検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドによると、検索エンジンがコンテンツを理解できるようにする取り組みです。その結果、検索した人がサイトを見つけ、訪れるかどうかを判断できるようになります。

目的は、検索から来た人を、問い合わせ・資料請求・購入といった事業の成果につなげることです。順位を上げること自体は、そのための手段にあたります。

日本では、検索エンジンの中で Google の割合が最も大きくなっています。StatCounter の集計(2026年9月・日本・全デバイス)では、Google が59.27%です。次が Bing の31.41%、Yahoo! の7.61%です。この記事では、Google 検索を前提に説明します。

SEO対策とリスティング広告の違い

SEO対策とリスティング広告(検索結果に出す広告)は、どちらも検索した人に自社のページを見せる方法です。違いは、表示される枠と、お金のかかり方と、止めたときです。

方法 表示される場所 費用のかかり方 表示までの速さ 止めたとき
SEO対策 広告でない検索結果 Google への支払いは無い。社内の時間か依頼費 変更の反映に数時間〜数か月 公開したページは残る
リスティング広告 広告の枠 クリックされるたびに費用 審査はほとんどが1営業日以内 広告の表示も止まる

Google は、掲載順位を上げるために金銭を受け取らないと、Google 検索の仕組みのページで説明しています。順位はプログラムが決めます。SEO対策にかかるのは、ページを作る・直す人の時間と、外に頼むならその費用です。

リスティング広告は、主にクリックされたときに費用がかかります(Google 広告ヘルプのクリック単価(CPC))。広告は審査を通ると掲載が始まります。Google 広告ヘルプの広告の審査プロセスについてによると、審査はほとんどの場合1営業日以内に終わります。

急いで問い合わせを増やしたいときは広告が向いています。費用をかけ続けずに検索から見つけてもらいたいときは SEO対策です。

SEO対策でできること・できないこと

SEO対策でできるのは、自社の商品やサービスを検索して探している人に、ページを見つけてもらうことです。できないのは、順位を約束すること、すぐに結果を出すこと、検索しない人に届けることの3つです。

できること できないこと
検索して探している人に見つけてもらう 順位を約束する
Google に払う費用なしで検索結果に載る 変更をすぐに順位へ反映させる
公開したページを使い続ける 検索しない人に届ける

スターターガイドは、確実にインデックスに登録される方法は無いと書いています。検索結果の一番上に表示される秘訣も無いとしています。変更の反映も、数時間で済むものから数か月かかるものまであります。

検索が届くのは、知りたいことを言葉にして調べた人だけです。たとえば「夏の宿泊プラン」を探す人は検索します。どこかに出かけたいと思っているだけの人は、まだ調べる言葉を持っていません。まだ探していない人に届けたいときは、SNS など、画面に流れてくる手段と組み合わせて考えます。

RELATED ARTICLE あわせて読みたい コンテンツマーケティングとSNSのつなぎ方3つ|媒体と注意点 コンテンツマーケティングとSNSのつなぎ方3つ|媒体と注意点 記事を書いてもほとんど読まれない。投稿してもその場で流れて何も残らない。自社サイトの読み物とSNSを両方かかえていると、この2つが同時に起きます。手は動かしているのに、2つがつながっている感じがしません。 この記事でわかること コンテンツマ… READ MORE →

Googleが検索順位を決める仕組み

Google は、クロール・インデックス登録・検索結果の表示の3段階で、ページを検索結果に出しています。順位は、検索語との関連性や内容の品質などを見て、プログラムが決めます。この流れを知っておくと、内部対策の1つ1つが何のための作業なのかが分かります。

クロール・インデックス登録・検索結果の表示

Google 検索の仕組みのページでは、検索の流れを次の3段階で説明しています。

段階 Google がしていること
1 クロール Googlebot というプログラムがページを見つけ、文章・画像・動画を読み込む
2 インデックス登録 読み込んだページの中身を解析し、Google インデックスという大きなデータベースに保存する
3 検索結果の表示 検索語に合うページを、データベースから選んで並べる

検索結果に出るまでの「3段階」

Google が新しいページを見つける主な道は、すでにクロールしたページからのリンクです。もう1つ、サイトマップ(サイト内の大事な URL をまとめたファイル)を送る方法もあります。

どの段階も、通れる保証はありません。Google は、基本事項に沿ったサイトでも、クロールや登録、表示は約束されないと書いています。自社のページが登録されているかは、Search Console の URL 検査で確かめられます。

順位を決めるときに見ていること

Google 検索の仕組みのページによると、検索結果の並びを決めるときは、検索語との関連性と内容の品質を見ます。あわせて、検索した人の場所・言語・使っている機器(パソコンかスマートフォンか)も考えます。たとえば「自転車修理店」の検索結果は、検索した場所によって変わります。

内容の品質については、有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成のページに考え方がまとまっています。要点は次の3つです。

  • ユーザー第一:検索順位を操作するためではなく、人のために作られた内容を評価するように作られている
  • E-E-A-T:経験(Experience)・専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)の4つ。中でも信頼性が最も大事とされている
  • ページ体験:内容だけでなく、使いやすいページかどうかも全体として見ている

E-E-A-T は、それ自体が順位を直接決める要素ではありません。Google は、E-E-A-T の高い内容を見分けるために、いくつもの要素の組み合わせを使うと説明しています。スターターガイドでも、E-E-A-T がランキングの要素かという問いに「いいえ」と答えています。

同じページは、誰が書いたかを分かるようにすることも勧めています。書いた人の名前を出し、その人の経歴や専門分野がページから分かるようにする形です。

YMYLのジャンルで求められること

YMYL(Your Money or Your Life)とは、健康・安全・お金・社会の福利に関わる話題のことです。Google は、こうした話題では E-E-A-T の高い内容を特に重視すると書いています。

たとえば病気や薬は健康に、投資やローンは経済的な安定に関わる話題です。こうした分野でページを作るときは、次の2つを見直してください。

  • 書いた人・監修した人の名前と経歴が、ページから分かるか
  • 書いた人がその分野に詳しいことが、読む人に伝わるか

SEO対策の3つの施策

SEO対策でやることは、内部対策・コンテンツSEO・外部対策の3つに分けられます。サイトの作りを整える、中身を作る、ほかのサイトから評価される、の3つです。

施策 何を整えるか 主な作業
内部対策 検索エンジンが読みやすい作り タイトル・見出し・URL・サイトマップ・内部リンク・スマホ対応
コンテンツSEO 検索した人の疑問に答える中身 検索意図に合った記事やページを作る・直す
外部対策 ほかのサイトからの評価 被リンクやサイテーション(ほかのサイトでの言及)が自然に集まる状態をつくる

3つの施策は「整えるもの」が違う

内部対策と外部対策の違いは、自社の手で直せるかどうかです。内部対策は自社のサイトの中の作業なので、今日からでも直せます。外部対策は、ほかのサイトがリンクを張るかどうかを決めるため、自社で直接は動かせません。

Google のスパムに関するポリシーは、順位を上げるためのリンクの売買や、過剰な相互リンクを違反としています。そのため、自社で進めるのは内部対策とコンテンツSEOで、外部対策はその結果として集まる形が基本です。

内部対策

内部対策とは、Google がページを見つけ、中身を正しく読み取れるように、サイトの作りを整える作業です。主な項目は次のとおりです。

項目 やること
タイトル ページごとに違う、内容を正確に表す短い題名を付ける
見出し 内容の区切りに見出しを付ける(決まった数や順番の決まりは無い)
メタディスクリプション ページごとに違う、要点を短くまとめた説明文を書く(検索結果の説明文に使われることがある)
URL 「/pets/cats.html」のように、中身が分かる言葉を入れる
サイトマップ 大事な URL をまとめたファイルを Google に送る
パンくずリスト 今いるページの位置を、上の階層からたどれる形で示す
重複の整理 同じ内容のページが複数の URL にあるとき、正とする URL を示す
スマホ対応と表示速度 スマートフォンで正しく表示され、速く読み込めるようにする

重複したページは、Google のスパムポリシー違反にはなりません。スターターガイドは、重複が「ペナルティ」になるという考えを誤解としています。ただ、検索した人の使い勝手を損ねたり、クロールの手間が無駄になったりします。正とする URL を示しておきます。

スマホ対応と表示速度は、Google のページ エクスペリエンスのページで、自社で確かめる項目として挙がっています。たとえば、モバイル機器で正しく表示されるか、HTTPS で配信されているかです。Core Web Vitals(読み込みの速さや操作への反応を測る指標)が良好かも挙がっています。

内部対策の中でも、内部リンクは自社ですぐに直せる項目です。内部リンクとは、同じサイトの中のページどうしをつなぐリンクのことです。Google のクロール可能なリンクのページには、次のように書かれています。

  • Google はリンクを、新しいページを見つけることと、ページの関連性を判断することに使う
  • 見てほしいページには、同じサイトの少なくとも1つのページからリンクを張る
  • リンクは、href 属性を持つ a 要素で書く(それ以外の形のリンクは、Google がほとんど読み取れない)
  • リンクの文は「こちら」「詳細」ではなく、リンク先の中身が分かる短い言葉にする

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、検索した人が知りたいことに答える記事やページを作り、検索から見つけてもらう施策です。検索した人が知りたいこと(検索意図)に答える書き方を、SEOライティングと呼びます。

Google の有用で信頼性の高いコンテンツのページが示す考え方は、主に人のために作ることです。検索からの訪問を増やすことが一番の目的になっている内容は、この考え方に沿っていないとされています。

同じページが自己評価の質問として挙げている中から、書くときに見直したい点を3つ取り出します。

  • 読んだ人の目的が果たせるか:読み終えた人が、目的を果たすのに十分な情報を得たと感じられるか
  • 独自の情報があるか:独自の情報・レポート・研究・分析を入れているか。自社の手順や料金も、ほかのページに無い情報になる
  • 文字数に合わせていないか:Google は推奨の文字数は無いとしている。スターターガイドも、理想の文字数や最小・最大の文字数は無いと書いている

キーワードの詰め込みは違反です。スターターガイドは、同じ語をくり返すと読む人が不快に感じ、スパムポリシーに反すると書いています。スパムポリシーでも、ページにキーワードや数字を詰め込むことを「キーワードの乱用」として挙げています。都市名や地域名をただ並べたページも、その例に入っています。

外部対策

外部対策とは、ほかのサイトからリンクを張られたり、社名や商品名を挙げてもらったりする状態をつくる施策です。ほかのサイトから自社サイトへのリンクを被リンク、リンクの無い社名などの言及をサイテーションと呼びます。

Google は、リンクを新しいページを見つける道として、またページの関連性を判断する手がかりとして使います。スターターガイドは、リンクしてくれるサイトは時間がたてば自然に現れると書いています。自社でできる働きかけとして挙がっているのは、SNS での発信、同じ分野の集まりへの参加、広告、口コミです。中でも口コミを、特に効果があり長続きする方法としています。

自然に集まる形が基本である理由は、スパムポリシーにあります。リンクスパムの例として挙がっているのは、次のような行為です。

  • 順位を上げる目的でリンクを売り買いする(お金だけでなく、物品やサービスのやり取りも含む)
  • 過剰な相互リンクや、相互リンクだけのためのページを作る
  • プログラムで自動的に自社サイトへのリンクを作る

SEO対策の始め方4ステップ

SEO対策は、目的と読者を決める→キーワードを選ぶ→ページを作る・直す→測って直す、の4ステップで進めます。4つ目の「測って直す」で分かったことをもとに、2つ目か3つ目に戻ってくり返します。

SEO対策は「測って直す」までが1周

1 目的と読者を決める

最初に、そのページで何を得たいかを1つ決めます。問い合わせ・資料請求・購入・会社の名前を知ってもらう、などです。目的が決まると、ページの最後に何を置くか(問い合わせのボタンか、資料のダウンロードか)も決まります。

同時に、誰に届けるかを決めます。たとえば法人向けの会計ソフトなら、「経理の担当者」と「導入を決める経営者」では、検索する言葉も知りたいことも違います。

ここで決めた目的は、ステップ4で見る数字になります。「問い合わせを増やす」と決めたなら、見るのはアクセスの数ではなく問い合わせの数です。

2 キーワードを選ぶ

キーワードは、届けたい相手が実際に検索で使う言葉から選びます。1つのページで答える問いは1つに絞ります。知りたいことが1つに決まっていれば、その答えをページの最初に置けます。

実際に使われている言葉と検索される回数は、Google 広告のキーワードプランナーで調べられます。社内での呼び方と、検索で使われる言葉は違うことがあります。たとえば社内で「Web集客支援」と呼んでいるサービスも、探す人は「SEO対策」と検索しているかもしれません。候補の言葉が実際に検索されているかを、キーワードプランナーで確かめてから選びます。

よくあるつまずき:検索される回数の多い、大きな言葉だけを狙うこと。たとえば「seo対策」だけで検索する人には、意味を知りたい人、費用を知りたい人、頼む会社を探す人が混ざっています。「seo対策 費用」のように、知りたいことが1つに決まる言葉から始めます。

3 ページを作る・直す

選んだキーワードで検索した人が知りたいことに、答えから先に書きます。タイトルは、スターターガイドが勧めるとおり、ページごとに違い、明確で簡潔で、内容を正確に表すものにします。メタディスクリプションも、ページごとに違う、要点を短くまとめた文にします。

新しく作るだけでなく、すでにあるページを直すのも、このステップに入ります。Search Console で表示回数が多いのにクリックが少ないページは、見直す候補です。タイトルと説明文が、検索した人の知りたいことと合っているかを見ます。

よくあるつまずき:キーワードを不自然にくり返すこと(スパムポリシーの「キーワードの乱用」にあたる)と、検索意図とのずれ。たとえば「seo対策とは」で検索した人に、申し込み方法から見せるページです。知りたいことに答えていません。

4 測って直す

公開したら、数字を見て直します。検索での見られ方は Search Console で確かめます。サイトに来た人の動きと問い合わせは Google アナリティクスで見ます。

Search Console の検索パフォーマンスのレポートで見られるのは、次の4つです。

  • クリック数:検索結果から自社サイトがクリックされた回数
  • 表示回数:自社サイトが検索結果に出た回数
  • CTR(クリック率):クリック数を表示回数で割った割合
  • 掲載順位:検索結果での平均的な順位

よくあるつまずき:公開して終わりにすること。スターターガイドは、変更の効果を確かめるには一般に数週間待つよう勧めています。公開した日と直した日を記録しておき、数週間ごとに前後の数字を比べます。

4ステップで使う Google のツールは、次の3つです。

ツール 使うステップ 何が分かるか
Google Search Console ステップ3・4 検索結果での表示回数・クリック数・掲載順位と、ページが登録されているか(無料)
Google アナリティクス ステップ1・4 サイトに来た人の動きと、問い合わせなどの成果(無料)
Google 広告のキーワードプランナー ステップ2 言葉の候補と、検索される回数(Google 広告のアカウントで使う)

Google 広告のヘルプによると、キーワードプランナーの基本機能を使うには、お支払い情報の入力が要ります。

SEO対策の効果が出るまでの期間

Google は、変更が検索結果に反映されるまで、数時間のものもあれば数か月かかるものもあると説明しています。問い合わせが増えるといった成果までを見ると、さらに長くかかります。株式会社FIZのSEOコンサルティングのページでは、成果が出るまでの目安を3か月〜半年としています。

反映までの時間

反映までの時間は、変更の内容によって違います。スターターガイドは、数時間で済む変更も数か月かかる変更もあり、効果を確かめるには一般に数週間待つよう書いています。変更しても目に見える変化が出ない場合があることも、あわせて書かれています。

新しいページを公開したときは、まず Google に登録されるまで待ちます。Search Console の URL 検査から登録をリクエストできます。ヘルプには、登録は通常1日程度で済むが長くかかる場合もあること、1〜2週間程度かかることの両方が書かれています。

期間の目安を並べると、次のとおりです。

何を見るか 目安 出どころ
変更が検索結果に反映されるまで 数時間〜数か月 Google 検索セントラル(スターターガイド)
変更の効果を確かめるまで 一般に数週間待つ Google 検索セントラル(スターターガイド)
成果が出るまで 3か月〜半年 株式会社FIZ(SEOコンサルティングのページ)

予算や社内の報告の時期を決めるときは、効果が見える前にやめないよう、この期間を前提にしておきます。

順位が付かないときの確かめ方

公開してしばらくたっても検索結果に出てこないときは、次の順に確かめます。

  1. 登録されているか:Search Console の URL 検査に URL を入れ、「URL は Google に登録されています」と出るかを見る。登録されていても、検索結果に出るとは限らない
  2. ブロックしていないか:同じ画面の「クロールを許可?」で robots.txt(クロールを断るファイル)による拒否を確かめる。「インデックス登録を許可?」では noindex(登録を断る指定)を確かめる。robots.txt で拒否していると、Google が noindex を読めないため、こちらは常に「はい」と出る
  3. 見つけてもらえる道があるか:ほかのページからのリンクがあるか、サイトマップを送っているかを確かめる
  4. 登録はされているのに順位が低いか:登録済みなら、検索語との関連性と内容を見直す。ステップ2・3に戻る

公開した直後は、登録まで時間がかかります。1の確認で「登録されていない」と出ても、すぐに問題があるとは限りません。2と3に問題が無ければ、登録をリクエストして待ちます。

成果を見る数字

成果は、表示回数→クリック数→問い合わせの順に見ます。どこで止まっているかによって、直す場所が変わります。

止まっている所 状態 直す場所
表示回数 検索結果にほとんど出ない 登録の有無(前の節の確かめ方)とキーワードの選び方
クリック数 出ているのにクリックされない タイトルと説明文が、検索した人の知りたいことと合っているか
問い合わせ 来ているのに問い合わせが無い ページから問い合わせまでの導線(ボタンの位置・フォームの入力のしやすさ)

アクセスは増えたのに問い合わせが増えないときは、まずページから問い合わせまでの導線を直します。そのうえで、検索だけで問い合わせまで運ぼうとしないことです。SNS で名前を覚えてもらう、広告でもう一度来てもらうなど、ほかの手段と合わせて設計を見直します。

SEO対策の注意点

SEO対策で気をつけたいのは、順位を保証する業者と、Google が禁止している手法の2つです。禁止されている手法を使うと、順位が上がらないだけでなく、順位が下がったり検索結果に出なくなったりすることがあります。

順位を保証する業者への注意

Google で一番上に掲載されることは、誰にも保証できません。Google がSEO 業者の利用を検討するのページで書いていることです。同じページで、次のような業者に注意するよう案内しています。

  • 掲載順位の保証を主張する
  • Google との「特別な関係」を強調する
  • Google への「優先登録」を宣伝する
  • 何をするのかを明確に説明しない
  • 頼んでいないのに、不審なメールを送ってくる

商談で「必ず1位」「上位を保証」と言われたら、どの言葉で、どの順位を、どんな条件で保証するのかを書面で求めてください。保証できない理由は、順位を決めるのが Google のプログラムだからです。

Googleが禁止していること

Google は、検索結果を操作しようとする手法をスパムに関するポリシーで禁止しています。違反したサイトは、掲載順位が下がったり、検索結果にまったく表示されなくなったりすることがあります。

主な違反は次の4つです。

違反 どんな行為か
キーワードの乱用 ページにキーワードや数字を詰め込む。地域名をただ並べる、同じ語句を不自然にくり返す
リンクスパム 順位を上げる目的でリンクを売り買いする、過剰な相互リンクを張る
大量生成されたコンテンツの乱用 順位の操作を主な目的に、大量のページを作る。生成 AI を使ったかどうかなど、作り方は問わない
内容の薄いアフィリエイト サイト 販売元の商品説明やレビューをそのまま写し、独自の情報を加えずにアフィリエイトリンクを載せる

アフィリエイトサイトそのものが禁止されているわけではありません。スパムポリシーは、価値を加えているアフィリエイトサイトをよい例としています。価格の情報、自分で試したレビュー、厳しいテストと評価、商品どうしの比較などです。アフィリエイトサイトで SEO対策をするなら、販売元のページに無い情報を足すことが前提です。

SEO対策の歴史と今

Google は、検索の仕組みを何度も改善してきました。廃止された主なシステムを見ると、独自で役に立つ内容を上に出し、リンクスパムなどの操作を外すためのものが並んでいます。AI による検索が広がった今も、SEO の基本はそのまま使えると Google は説明しています。

Googleの主な更新の歩み

Google のランキング システム ガイドには、すでに役目を終えたシステムが記録として載っています。いずれも、今は後継のシステムや、中心となる順位付けの仕組み(コア ランキング システム)に組み込まれています。

年 システム 何のためのシステムか その後
2011年 Panda 質が高く独自性のある内容を、検索結果に確実に出す 2015年にコアに組み込まれた
2012年 Penguin リンクスパムへの対策 2016年にコアに組み込まれた
2013年8月 Hummingbird 順位付けのシステム全体を大きく改善した 以降もシステムの改善が続いている
2022年 ヘルプフル コンテンツ システム 検索からの訪問のためではなく、人のために作られた独自で役に立つ内容を出す 2024年3月にコアに組み込まれた

いまも、Google は年に数回、検索の仕組みに大きな変更を加えています。これをコア アップデートと呼びます。Google のコア アップデートについてのページによると、この変更は特定のサイトを狙ったものではありません。順位が下がっても、ページが悪いとは限らず、ほかのページが上に入っただけのこともあります。

順位が大きく下がったときに Google が勧めているのは、次の手順です。

  1. アップデートの公開が終わってから1週間以上待ち、Search Console で前後の期間を比べる
  2. 影響を受けたページと検索語を確かめ、下がった幅を見る
  3. 大きく下がったままなら、サイト全体が人のために作られた信頼できる内容かを見直す

その場しのぎの修正は避け、長く続けられる改善をするよう書かれています。改善の効果が出るまで、数日から数か月かかることもあります。

AI検索が広がった今のSEO対策

AI による概要や AI モードに表示されるための追加の要件は無く、特別な最適化も要りません。Google がAI 機能とウェブサイトのページで説明しています。SEO のベストプラクティスは、Google 検索の AI 機能でもそのまま有効です。

同じページから分かることは次の3つです。

  • 表示の条件:ページがインデックスに登録され、Google 検索でスニペット(検索結果の説明文)を表示できる状態であること。満たしても表示は保証されない
  • 専用の準備は要らない:AI のための専用のファイルや、特別な構造化データは必要ない
  • 数字の見方:AI 機能に表示されたことによる訪問も、Search Console の検索パフォーマンスの「ウェブ」の数字に含まれる

一方で、AIO対策と呼ばれる対策もあります。ChatGPT や Google の AI が質問に答えるとき、自社が正しく紹介されるようにする対策です。株式会社FIZの AIO対策のページでは、2つを次のように分けています。SEO は検索結果で上位に表示されるための対策です。AIO対策は AI の答えの中で紹介されるための対策です。

AIO CONSULTING AI に聞かれたとき、自社が正しく紹介される状態へ。 AIO対策コンサルティング サービスを見る

AIで作った記事の扱い

AI を使って記事を作ること自体は、禁止されていません。違反になるのは、検索順位を操作する目的で、AI などの自動化を使って内容を作る場合です。Google の有用で信頼性の高いコンテンツのページは、これをスパムポリシーの違反とみなすとしています。

同じページには、自動化で大量に作り、人の手がほとんど入っていない文章の扱いも書かれています。労力がかかっていない内容とみなされます。AI を使うときは、次の3点を確かめてください。

  • 公開する前に、人が中身を確かめて手を加えているか
  • 自社にしか書けない情報(手順・料金など)を足しているか
  • AI を使っていることを、必要に応じて読む人に分かる形で示しているか

3つ目は、同じページが自問するよう勧めている点です。AI などの自動化を使っていることを、開示などの方法で読む人に明確にしているかを見ます。

Webサイトの外での発信とブランド認知

株式会社FIZは、SEO対策をWebサイトの中だけの取り組みとは考えていません。SNS・広告・動画など、さまざまな媒体で情報を発信し、ブランドを知ってもらうことも、SEOの一部と考えています。理由は、各媒体での発信が、次の3つの形で検索につながっているからです。

  • ブランド認知:社名や商品名を先に知っている人は、社名で検索したり、検索結果に並んだ自社のページを選んだりしやすくなります
  • 外部対策:SNSで知った人が記事を紹介したり社名を挙げたりすると、被リンクやサイテーションが生まれます。外部対策で紹介したとおり、Googleのスターターガイドも、SNSでの発信を働きかけの1つに挙げています
  • AI検索:ChatGPTやGoogleのAIは、Webサイトのほか、SNSや口コミの情報も使って答えを作ります。さまざまな媒体で発信しておくと、AIが自社を紹介するときの材料が増えます

各媒体での情報やコンテンツの発信は、互いに関わり合っています。この考え方から、株式会社FIZは、SEOにSNS運用・広告運用・クリエイティブ制作を組み合わせたマルチメディア戦略で進めます。

SNS MARKETING SNSを、投稿するだけの運用から成果を生み出すマーケティングへ。 SNSマーケティング サービスを見る

SEO対策は自分でやるか頼むか

SEO の基本は、自社でも始められます。Google のスターターガイドは、自分で取り組む人に向けて書かれています。急いでいるときや、詳しく学ぶ時間が無いときは、専門家に頼むことも選べます。

自分でできる範囲

自社でできるのは、この記事で扱った基本の範囲です。

  • タイトル・見出し・メタディスクリプション・内部リンクを整える
  • 検索意図に答える記事やページを作る
  • Search Console と Google アナリティクスで数字を見て、ページを直す

スターターガイドは、急いでいる人や細かな内容に関心が無い人には、専門家を雇うことも考えるよう書いています。SEO 業者の利用を検討するのページは、頼むならサイトの作り直しを考えているときがよいとしています。早ければ早いほどよいとも書いています。新しいサイトを開く計画を立てているときも、よい時期として挙がっています。

相談先を考える目安

相談先を考える前に、自社の顧客が検索して探す商品・サービスかを確かめます。まだ知られていない新しい種類の商品は、探す人が使う言葉が決まっていないことがあります。その場合は、SEO対策と並べて、SNS や広告で知ってもらう手段も考えます。

検索で探される商品・サービスであれば、次の6つの状態に照らしてみてください。株式会社FIZのSEOコンサルティングのページが、相談を受ける課題として挙げているものです。

自社の状態 自社でまず確かめること
Webサイトはあるが、活用できていない ステップ1で、目的と見る数字を1つ決める
何から始めればよいか分からない 4ステップの1から順に進める
記事を書いても、順位が上がらない URL 検査で登録を確かめ、検索意図とのずれを見る
アクセスは増えたのに、問い合わせにつながらない ページから問い合わせまでの導線を見る
検索順位が急に落ちた Search Console で、落ちたページと検索語と時期を確かめる
社内に SEO の分かる人も、手を動かす人もいない 外に頼む範囲を決める

右の列を試しても進まないとき、または手を動かす人がいないときが、外に頼むことを考える時期です。

SEO対策サービスで頼めること

SEO対策サービスとは、サイトの分析から施策の実行、報告までを、外の専門家が受け持つサービスです。Google の SEO 業者の利用を検討するのページは、業者が提供するサービスの例として次の8つを挙げています。

  • サイトのコンテンツや構成の見直し
  • 技術面のアドバイス(ホスティング・リダイレクト・エラーページ・JavaScript の使い方など)
  • コンテンツの開発
  • オンラインで事業を広めるキャンペーンの管理
  • キーワード調査
  • SEO のトレーニング
  • 特定の市場や地域についての専門知識
  • 生成 AI 向けの最適化

実際に頼むときの中身の例として、株式会社FIZのSEOコンサルティングのページに載っている内容を挙げます。提供するものは8つです。

提供するもの 中身
KPI設計 事業の目標から、追う数字を決める
キーワード設計 狙う言葉を決める
Webサイト解析 アクセスの数や動きから、伸びている所と止まっている所を見つける
サイト内部の見直し 検索エンジンに正しく読まれる作りに直す
UI改善 問い合わせまで進みやすい画面に整える
コンテンツ記事制作 狙う言葉で探す人の疑問に答える記事を、企画から執筆まで行う
月次レポート 毎月の数字をまとめる
定例会 数字と次の打ち手を一緒に確かめる

進め方は次の8ステップです。追う数字と狙う言葉は、契約の後に決めます。

  1. お問い合わせ
  2. ヒアリング
  3. 現状把握(Webサイト解析)
  4. ご提案・お見積もり
  5. ご契約
  6. KPI設計・キーワード設計
  7. 施策の実行(サイト内部の見直し・UI改善・記事制作)
  8. 月次レポート・定例会

料金は要件に合わせて見積もり、目安は月額10万〜20万円以上、契約は半年からです。記事の制作か UI改善のどちらか一方だけを頼むこともできます。

SEO CONSULTING 検索で見つかり、問い合わせにつながるサイトへ。 SEOコンサルティング サービスを見る RELATED ARTICLE あわせて読みたい SEO対策の費用相場は月10万〜50万円|内訳と見積もりの見方 SEO対策の費用相場は月10万〜50万円|内訳と見積もりの見方 SEO対策を外注しようと何社かに見積もりを頼むと、月10万円の会社もあれば50万円を超える会社もあります。同じ「SEO対策」なのに何が違うのか、どの金額が妥当なのか分からず、社内で予算を説明できないままになっていませんか。 この記事でわかる… READ MORE →

頼む前に確かめる質問

頼む会社を決める前に、次の質問を商談でそのまま聞いてください。Google が SEO 業者の利用を検討するのページで挙げている質問です。

  1. 過去の作業の例や、成功した事例を見せてもらえるか
  2. Google 検索の基本事項に沿って作業しているか
  3. どんな結果が、いつごろ期待でき、それをどう測るか
  4. 同じ業種や、同じ国・地域での経験があるか
  5. 外国語のサイトを作った経験があるか
  6. 何年続いている会社か
  7. 連絡の取り方と、変更の内容と理由を説明してもらえるか
  8. 自社の事業や競合、顧客について関心を持って聞いてくるか

答えを並べるときは、3の「いつ・何で測るか」が具体的かを見てください。期間と数字の答えが無い提案は、契約の後に成果を確かめる物差しがありません。

RELATED ARTICLE あわせて読みたい SEO対策会社おすすめ8社を比較|選び方と料金 SEO対策会社おすすめ8社を比較|選び方と料金 SEO対策を外に頼もうと会社を調べると、「SEOコンサル」「SEO対策代行」「SEO代理店」と呼び方がばらばらです。どの会社も「戦略から実行まで」と書いていて、月額に何が入っているのかが見えません。順位を保証するような業者をどう見分ければよ… READ MORE →

SEO対策のよくある質問

SEO対策とMEO対策の違いは?

MEO対策は、Google マップなど地図の検索結果に自社の店舗や事業所を出すための対策です。SEO対策はサイトのページを整えます。MEO対策は、Google ビジネスプロフィール(店舗や事業所の情報を Google に載せる仕組み)の情報を整えます。

地図の検索結果の順位は、主に次の3つで決まります。出どころは、Google ビジネスプロフィールのヘルプGoogle のローカル検索結果のランキングを改善するヒントです。

  • 関連性:検索語とビジネスプロフィールの情報が合っているか
  • 距離:検索した人から店舗までの近さ
  • 知名度:その事業がどれだけ知られているか。リンクしているサイトの数や、クチコミの数と評価が関わる

地図の検索結果でも、Google は順位を上げるための金銭を受け取らないとしています。

SEO対策は無料でできますか?

できます。Google に払う費用は無く、Search Console と Google アナリティクスも無料で使えます。かかるのは、記事を書いたりサイトを直したりする人の時間と手間です。

社内で時間を取れないときは、その部分を外に頼むことになり、そこで費用がかかります。どこまでを社内でやり、どこからを頼むかを先に決めておくと、見積もりも比べやすくなります。

まとめ

SEO対策とは、検索結果で自社のページを見つけてもらう取り組みです。内部対策・コンテンツSEO・外部対策の3つに分かれます。変更の反映には数時間〜数か月かかり、順位は誰にも保証できません。まずは目的を1つ決め、Search Console で自社のページの出方を確かめてください。

株式会社FIZは、Z世代に届くSNSマーケティング・インフルエンサー施策に強みを持つ会社です。SEOも、SNS運用・広告運用・クリエイティブ制作と組み合わせたマルチメディア戦略で進めます。SEOコンサルティングでは、追う数字と狙う言葉の設計から、記事の制作、毎月の報告までを受け持ちます。「自社の場合は何から始めればよいか」を知りたい方は、ご相談ください。