Instagram 23 min read

インスタ運用代行は個人に頼める?費用とメリット・デメリット

インスタ運用代行は個人に頼める?費用とメリット・デメリット

インスタ運用代行の見積を会社から受け取ったあとで、「個人に頼めば予算に収まるのでは」という案が出てきます。ただ、調べても出てくるのは「個人は安い」「ただしリスクがある」という同じ話ばかりです。安い代わりに何が無くなるのかは、どこにも書かれていません。自社の場合に頼んでよいのかが、判断できないままです。

この記事でわかること

  • 個人・運用代行会社・社内運用の違い
  • 個人に頼むメリットとデメリット
  • 個人への依頼が向く会社と向かない会社
  • 個人の探し方と見極め方
  • 任せる前に決めることと切り替える時期

自社の状態を根拠に、個人に頼むか会社に戻すかを決められます。

インスタ運用代行の個人と会社の違い

インスタ運用代行は、個人・フリーランスにも頼めます。会社に頼む場合と変わるのは、金額よりも外に出る作業の範囲です。個人に頼むと外に出るのは投稿の制作と入稿が中心で、毎月の企画と数字の振り返りは自社に戻ります。運用代行そのものは、Instagramアカウントの運用にかかる作業を外部に任せる仕組みです。

個人・運用代行会社・社内の比較

3つの違いは、金額・任せられる範囲・止まったときの代わりの3か所に出ます。個人は月額が最も低く、そのぶん自社に戻る作業が多くなります。社内でやる場合は外に出る費用がありませんが、担当者の時間がそのまま費用になります。

比べる項目 個人・フリーランス 運用代行会社 社内でやる
月額の目安 月3万〜10万円 中心帯は月15万〜30万円 外に出る費用は無い(担当者の時間が要る)
毎月の企画 自社で決めて渡す 会社が立てて提案する 自社が立てる
投稿の制作と入稿 任せられる 任せられる 自社で作る
撮影と動画制作 撮影済みの素材を渡す前提になりやすい 社内に体制を持つ会社なら任せられる 自社で撮る
広告運用 受けられる人は限られる 扱う会社が多い 自社で設定する
数字の振り返り 数字のまとめまで。次の打ち手は自社 まとめと次の提案まで 自社で読む
手が止まったときの代わり 代わりの担当はいない 担当を替えられる 別の社員に振る
契約の柔軟さ 月単位で始めやすい 3か月や6か月の最低契約期間を置く会社がある 契約そのものが無い

見る順番は、金額の行ではありません。自社に戻ってくる行がどれかを先に決めると、3つのうちどれが合うかが決まります。

個人に任せやすい作業と頼みにくい作業

個人に任せやすいのは、素材と方針がそろった状態で手を動かす作業です。頼みにくくなるのは、複数の役割が同じ期間に並行して動く作業です。1名で受ける形のため、同時に走る仕事の本数に上限が出ます。

任せやすい作業 頼みにくくなる作業 頼みにくくなる理由
投稿画像とリール動画の制作 撮影の手配と当日の進行 人と場所の手配が同じ日に集まる
投稿文の作成と入稿 広告の配信と予算の調整 配信中の見直しが別の作業として毎日入る
コメントへの一次返信 インフルエンサーの人選と交渉 相手ごとのやり取りが同時に並ぶ
月末の数字のまとめ 複数の媒体の同時運用 媒体ごとに作る形式と本数が変わる

頼みにくくなる作業も、量が少なければ受けられます。今後1年でこれらがどのくらい発生するかを、依頼する前に確かめてください。

頼み方は2つに分かれます。作業そのものを代わりに引き受けてもらうか、社内で回せるように助言だけを受けるかです。助言を受ける形はコンサルや内製化支援と呼ばれ、手を動かす作業は自社に残ります。個人に頼む場合も、どちらを求めているかを最初に伝えてください。

個人と会社の月額の幅

個人に頼んだ場合の月額は3万〜10万円、Instagram運用代行会社の中心帯は月15万〜30万円です。この幅は値引きの差ではなく、外に出す作業の数の差です。

金額だけを並べても、依頼先は決まりません。同じ月6万円でも、月4本と月12本では1本にかけられる時間が3倍違うためです。比べるときは、月額ではなく1本あたりの金額に直してください。

料金の決め方にも型があります。月額を固定する形、投稿1本ごとに決める形、単発で頼む形の3つです。

費用が下がる理由

費用の差は、外に出た作業の層の数で決まります。投稿1本が公開されるまでには3つの層があり、個人に頼むと外に出るのは一番下の1層です。残りの2層は自社に戻ります。

3つの層は下から順に、「投稿の制作と入稿」「毎月の企画」「数字の振り返りと次の打ち手」です。「投稿の制作と入稿」は、画像や動画を作って公開する作業です。「毎月の企画」は、翌月に何を何本出すかを決める作業です。「数字の振り返りと次の打ち手」は、反応を読んで次に何を変えるかを決める作業です。

費用の差は「外に出た層の数」で決まる

運用代行会社に頼む場合は、3つの層がまとめて外に出ます。個人に頼む場合は、上の2層を社内の誰が持つのかを検討の時点で決めてください。決めないまま始めると、翌月の題材が出ない月に投稿が止まります。

個人に頼むメリット3つ

個人に頼む利点は3つです。月額が下がること、提案から制作まで同じ人が担当すること、伝えたことがそのまま届いて修正が早いことです。3つとも、1名で受ける形から生まれます。

1 月額が下がる

月額は3万〜10万円で、会社の中心帯である月15万〜30万円より低い位置から始められます。最低契約期間を置かず、月単位で区切れることもあります。まず投稿を止めないことが目的なら、小さく始めて続く形を先に作れます。

金額が下がるぶん、任せられるのは制作と入稿が中心になります。予算が合わずに外注そのものを見送っていた場合は、範囲を絞って始める選択肢になります。

2 提案から制作まで、同じ人が担当する

窓口と作る人が同じため、途中で担当が替わって進め方が変わることがありません。会社に頼む場合は、商談の担当と毎月の制作の担当が別になることがあります。個人に頼むと、打ち合わせで話した相手がそのまま毎月の投稿を作ります。

そのため、契約前に見せてもらう投稿は、その人自身が作ったものかを必ず確かめてください。見た投稿の作り方と表現の癖が、そのまま毎月の成果物になります。

3 修正が早い

間に人が入らないため、修正の依頼から反映までが短くなります。「この写真を差し替えたい」という連絡が、作る人に直接届きます。会社に頼む場合は、窓口から制作へ渡る工程が1つ増えます。

急ぎの差し替えが多い業種では、この速さがそのまま公開日の守りやすさになります。催しの前日に文言を直す、開始が延びた告知を作り替える、といった場面で差が出ます。

個人に頼むデメリット3つ

個人に頼むと起きるのは、1名で受ける形から来る3つのことです。受けられる作業の量と種類に上限があること、手が止まったときに代わりがいないこと。3つ目は、進め方と品質の幅を始める前に読みにくいことです。3つとも人の良し悪しではなく、体制の形から生まれます。

1 作業の量と種類の上限

1名で受けるため、同じ期間に並行して動かせる作業の数に上限が出ます。撮影の手配・広告の配信・インフルエンサーの起用が重なると、上限に当たります。上限は人によって違うので、契約の前に数で聞いてください。

聞き方は2つです。「いま何件のアカウントを担当していますか」「1か月に作れる本数の上限は何本ですか」。数で答えが返らない場合は、最初の月の本数を少なめに置いて始めてください。

2 代わりの人がいない

体調や他の仕事の都合で手が止まると、その月の投稿も止まります。会社に頼む場合は担当を替えられますが、1名で受ける契約にはその仕組みがありません。止まる場面を想定に入れて、何日返信が無ければどうするかを先に決めておきます。

株式会社FIZが手がけた株式会社RERISEのSNSアカウント運用は、複数の担当で分担して続けた例です。フォロワーは5,225人、動画の再生は合計300万回を超えました。開始から2か月で、1本あたりの平均再生は18,000回以上です。応募も10名に届いています(いずれも2024年9月時点)。

続いた理由は本数ではなく、企画と振り返りを担当が分かれて持っていたことです。個人に頼む場合は、企画と振り返りを自社側で持つ形になります。

3 進め方と品質の幅

個人ごとに進め方が違うため、始める前に品質を読みにくくなります。会社のように、社内の確認の工程が決まっているとは限らないためです。投稿前に誰が確認するかを、自社側で決めておいてください。

特に決めておくのは、コメントとDMへの対応です。返信の基準が無いまま任せると、答え方の判断が相手に委ねられます。

個人への依頼が向く会社と向かない会社

成立するかどうかは、予算ではなく社内に残っているもので決まります。必要なのは、企画を出せる人・撮影済みの素材・投稿前の確認を返す速さの3つです。3つがそろっていれば、制作と入稿を外に出すだけで運用は回ります。

個人に出せるのは「3つそろう」ときだけ

社内に必要な3つ

3つは並列の選択肢ではなく、すべてがそろって初めて成立します。1つでも欠けると、欠けた場所で運用が止まります。

  1. 企画を出せる人がいる——翌月に何を何本出すかを決められる人です。新商品や催しの情報を持つ人と、毎月話せることも要ります
  2. 撮影済みの素材がある——撮ってある写真と動画が、翌月ぶんの投稿数に足りている状態です。足りなければ撮影の手配が先に要ります
  3. 投稿前の確認を返す速さがある——受け取った案に3営業日以内で可否を返せる体制です。滞ると、相手は次の制作に進めません

1つでも欠けるなら、制作だけを外に出しても運用は前に進みません。その場合は、企画から任せられる運用代行会社を検討してください。

運用代行会社が見る4つの点

運用代行会社が相談を受けたとき、個人で回るかどうかは4点で分かれます。素材が撮影済みか、確認する人が1人か複数部署か、期限の決まった催しがあるか、媒体が1つか複数かです。4点とも個人で回りやすい側なら、制作を個人に出して回ります。

見る点 個人で回りやすい 1名では回りにくい
素材 撮影済みの写真と動画がある 毎月新しく撮る必要がある
確認する人 1人で可否を返せる 複数の部署の確認が要る
期限 公開日を動かせる 開催日が決まった催しがある
媒体 Instagramだけ InstagramとTikTokなど複数

1名では回りにくい側に1つでも当てはまるなら、外に出す範囲を制作だけに絞っても運用は回りません。

企画から相談したい場合

「何を発信すればよいか」から相談したい段階では、個人への依頼は噛み合いません。個人に出せるのは制作と入稿が中心で、毎月の題材を決める作業は含まれないためです。制作だけを頼むと、題材を発注側が考え続けることになります。

確かめ方は1つです。翌月の投稿12本の題材を、いま自社だけで書き出せるかを試してください。書き出せないなら、外に出すべきなのは制作ではなく企画です。

SNS MARKETING SNSを、投稿するだけの運用から成果を生み出すマーケティングへ。 SNSマーケティング サービスを見る

金額だけで選ぶ場合

金額だけで個人を選ぶと、浮いた費用と同じだけ担当者の時間が減ります。企画と振り返りが自社に戻るためです。会社の見積が月20万円、個人が月6万円なら、見かけの差は月14万円です。

実際に浮いた額は、14万円ではありません。企画と振り返りに使う時間を1か月だけ記録し、担当者の時給を掛けてください。その金額を14万円から引いた額が、実際に浮いた費用です。

個人と会社の組み合わせ

個人か会社かは、二者択一ではありません。「毎月の企画」と「数字の振り返りと次の打ち手」だけを会社に依頼し、投稿の制作と入稿を個人に頼む形も取れます。3つの層のうち、どれを誰に渡すかは分けて決められます。

決めておくのは2つです。投稿の題材と本数を誰が決めるか、個人に渡す指示を誰が作るかです。会社側には、制作を含まない範囲で見積を出してもらってください。

個人の探し方と見極め方

探す経路は4つあり、経路ごとに確かめられることが変わります。どの経路で探しても、共通して見るのは他社のアカウントを代行した実績です。自分のアカウントを伸ばした実績とは、別のものとして扱ってください。

探す4つの経路

4つの経路は、確かめやすいことと費用の出方、途中で止まったときの扱いが違います。初めて個人に頼むなら、金額の差ではなく止まったときの扱いで選んでください。

経路 確かめやすいこと 費用の出方 途中で止まったときの扱い
クラウドソーシングのサイト(ランサーズ・クラウドワークスなど) 過去の取引の件数と評価 依頼額に手数料が乗る 運営に相談できる仕組みがある
SNSから直接 本人の発信の質と頻度 取り決めがそのまま金額になる 自社で交渉することになる
知人の紹介 実際に依頼した人の感想 相場が分かりにくくなりやすい 紹介者との関係に影響する
エージェント 事前に選ばれた候補 仲介の手数料が加わる 代わりの人を立ててもらえる場合がある

1つの経路に絞る必要はありません。同じ条件を複数の経路に出し、返ってきた内容を並べて比べてください。

出品ページで分かること

出品ページ(ココナラなど)で分かるのは、単価・評価・販売の件数です。分からないのは、企業のアカウントを代行した経験と、同じ相手と続いた期間です。出品ページだけで決めず、足りない分は質問で埋めてください。

出品ページで分かること 出品ページでは分からないこと
1件あたりの単価と作業の時間 企業のアカウントを代行した件数
購入した人の評価と件数 同じ相手と続いた期間
納品までの流れ 確認の往復にどう応じたか
出品者の自己紹介 途中で止まったときの対応

分からないことの4つは、そのまま最初の質問になります。4つを聞いて、答えが返る相手だけを候補に残してください。

自分のアカウントの実績と代行の実績

自分のアカウントを伸ばす仕事と、他社のアカウントを代行する仕事は別物です。自分のアカウントでは、題材も表現も本人が自由に決められます。他社の代行では、相手の商材を理解し、確認の往復に合わせて作る必要があります。

片方の実績があっても、もう片方ができるとは限りません。確かめるには、質問を1つ足します。「いま代行しているアカウントは何件で、いちばん長いもので何か月目ですか」と聞いてください。

見せてもらう3つのもの

依頼する前に、次の3つを実物で見せてもらってください。説明ではなく実物で確かめると、経験の有無がその場で分かります。

  1. 運用したアカウント——代行したアカウントを画面で見せてもらいます。開示できない場合は、投稿の見本でも構いません
  2. 毎月の作業の記録——月に何本作り、どんな順序で進めたかが分かる記録です
  3. 成果の定義——過去の依頼で何の数字を追っていたかです。フォロワー数だけが返る場合は、保存数や来店数の経験を重ねて聞きます

毎月の作業の記録が出てこない場合は、最初の1か月で一緒に作る前提にしてください。記録が無いと、会社に切り替えるときに何も引き継げません。

打ち合わせで確かめる3つのこと

打ち合わせで聞くのは3点です。何を目標に置くか、毎月どの順で進めるか、こちらの確認が遅れたときにどうするかです。3つとも、契約後に毎月くり返される場面です。

  1. 目標の決め方——「うちの場合、何を目標に置くべきですか」と聞きます。フォロワー数だけで止まるか、保存数や来店数まで挙がるかを見ます
  2. 毎月の進め方——案の提出日、こちらが確認を返す日、公開日の3つを何日ずつで置くかを聞きます
  3. 確認の往復への応じ方——「こちらの確認が3日遅れたら、その月はどうなりますか」と聞きます。予定の組み直し方が返るかを見ます

相性の良し悪しは、3つの答え方に出ます。印象ではなく、答えの中身で判断してください。

最初の1か月を試す期間にする

作る速さと表現の相性は、始める前には読みきれません。いきなり6か月で契約せず、最初の1か月を試す期間として区切ってください。

1か月で見るのは3点です。約束した本数が出たか、修正の往復が何回で収まったか、こちらの確認の遅れにどう対応したかです。試す期間でも、金額と本数は先に決めておきます。

個人に任せる前に決めること

決めることは、権限・置き場・書面・表示のきまり・止まったときの扱いの5つです。5つのうち3つには、決める順序があります。ステップ1は自社名義のアカウントを作り、権限だけを渡すことです。ステップ2は写真・動画と制作データの置き場を自社側に作ることです。ステップ3は次の1か月の予定を文字で残すことです。順序を入れ替えると、止まったときに自社側に何も残りません。

始める前の順序が「止まっても残る」を作る

アカウントの名義と権限

アカウントは、依頼する前に自社名義で作ってください。相手が作ったアカウントを後から移す作業は、本人の協力が無いと進みません。連絡が取れなくなった時点で、投稿もフォロワーも手元から離れます。

渡すのはパスワードではなく、権限です。権限とは、アカウントそのものを渡さずに、投稿などの役割だけを人ごとに分けて与える設定を指します。まずInstagramを企業向けの機能が使えるアカウントにします。次にMeta Business Suiteの「ビジネスポートフォリオ」へ登録し、メンバーとして相手を追加します。アクセス許可は、アカウントごとに割り当てます(名称は2026年9月時点のMeta公式ヘルプによる)。契約が終わったら、そのアクセス許可だけを外します。

パスワードを共有すると、外す作業がパスワードの変更になります。変更を忘れた分だけ、相手がアクセスできる状態が残ります。

写真・動画と制作データの置き場

置き場は、自社が管理する場所に作ってください。相手の端末や、相手が用意した保存先だけに置くと、終了時に手元へ残りません。

入れるのは2種類です。撮影した写真と動画そのものと、制作データです。制作データとは、文字を入れる前の画像や、切る前の動画のように、編集をやり直せる形のファイルを指します。完成した画像だけだと、文言を1か所直すにも作り直しになります。両方を毎月まとめて入れてもらってください。

書面に残す5項目

個人への依頼は、金額と本数だけを口頭で決めて始まりやすくなります。後からもめやすいのは、次の5項目です。5つとも、1枚の紙に文字で残る状態にしてください。

書面に残す項目 具体的に書くこと 書かないとどうなるか
作業の範囲 制作・入稿・コメント返信のどこまでか 返信の担当が決まらない
月の本数 フィード・リール・ストーリーズの内訳 本数の数え方が食い違う
納期 案の提出日と、こちらが確認を返す期限 公開日が毎月ずれていく
秘密保持 発売前の情報をいつまで外に出さないか 告知の前に内容が先に出る
成果物の権利 写真と制作物を自社が使える範囲 終了後に過去の投稿を使えない

抜けやすいのは納期と成果物の権利です。納期は「こちらが確認を返す期限」まで書いてください。何か月続ける契約か、途中で終える場合にどうするかも、同じ紙に入れます。

広告や紹介の投稿の表示

広告として配信する投稿や、商品の提供を受けて紹介する投稿では、広告であることが読む人に分かる表示が要ります。個人に任せる場合も、表示の文言と付ける位置を自社側で決めてから渡してください。相手の判断に委ねると、投稿ごとに書き方が変わります。

決めるのは3つです。広告表示の文言、付ける位置、投稿前に誰が確認するかです。

連絡が取れなくなったときの扱い

1名で受ける契約では、連絡が止まる場面を先に想定に入れます。決めるのは3つです。何日返信が無ければ終了とみなすか、アクセス許可をいつ外すか、作りかけのデータをどこに置いてもらうかです。

あわせて、次の1か月の予定を毎月文字で残し、自社側の置き場に入れてください。予定が残っていれば、途中で止まっても別の相手に同じ月の続きを頼めます。

個人から運用代行会社に切り替える時期

切り替えを考える合図は3つです。本数を増やしても数字が動かなくなったとき、撮影・広告・インフルエンサーが必要になったとき。3つ目は、複数の店舗や施設に広げるときです。どれか1つが起きた時点で、検討を始めてください。

本数を増やしても数字が動かなくなったとき

投稿の本数を増やしているのに、保存数や来店の数字が横ばいになることがあります。制作の量ではなく、毎月の企画の方針が限界に来た合図です。個人に頼んでいる範囲は制作と入稿のため、本数を増やす以外の打ち手が契約の中にありません。

確かめ方は、直近3か月の投稿を題材ごとに分けることです。同じ題材の繰り返しが半分を超えていれば、変えるべきなのは本数ではなく題材です。

撮影・広告・インフルエンサーが必要になったとき

撮影の手配、広告の配信、インフルエンサーの起用が加わると、1名で受けられる量を超えます。どれも同じ期間に、別々のやり取りが並行するためです。

株式会社FIZが担当したホテルニューオータニ大阪のナイトプール施策では、合計56名の発信者に依頼しました。内訳はInstagramが41名、TikTokが15名です。表示された回数(インプレッション)はInstagram分だけで830万、届いた人数(リーチ)は625万でした。3週間で、連動した宿泊プランの稼働率が大きく上がっています。

56名の交渉と進行を、1名で抱えることはできません。

INFLUENCER MARKETING 共感を生み、ブランドの価値を届ける。 インフルエンサーマーケティング サービスを見る

複数の店舗・施設に広げるとき

店舗ごと・施設ごとのアカウントに広げる段階も合図です。同じ題材を作り分ける作業と、全体の方針をそろえる作業が同時に発生します。担当が分かれていないと、どちらかが止まります。

媒体を増やす場合も同じです。TikTokを始めるなら、動画の本数と作る体制が変わります。

運用代行会社の選び方

会社を比べるときに見るのは3点です。撮影と動画制作を社内に持つか、広告まで扱うか、特定の業種に寄せているかです。この3点で、同じ「運用代行」でも中身が分かれます。

見る順番は、自社がいま外に出したい作業からです。撮影が要るなら撮影の体制から、広告が要るなら広告の実績から見ます。

切り替えるときに引き継ぐもの

切り替えを決めたら、次の4つを個人から受け取ってください。開始前に置き場を作っていれば、受け取る作業はほとんど終わっています。

  1. アカウントのアクセス許可(相手の許可を外し、新しい依頼先に付け直す)
  2. 撮影した写真・動画と、制作データ
  3. 毎月の投稿の予定と、実際に出した記録
  4. どの題材でどの数字が動いたかのまとめ

最も抜けやすく、最も価値があるのは、どの題材でどの数字が動いたかのまとめです。無ければ、新しい依頼先は同じ検証を最初からやり直します。

RELATED ARTICLE あわせて読みたい インスタ運用代行おすすめ10社比較|予算別の選び方 インスタ運用代行おすすめ10社比較|予算別の選び方 Instagram運用代行の会社を調べると、月額に大きな幅があります。同じ「運用代行」という名前で並んでいるため、金額だけを見ても違いが分からずにいませんか。 この記事でわかること インスタ運用代行会社おすすめ10社の比較表と各社の特徴 予… READ MORE →

インスタ運用代行を個人に依頼するときのよくある質問

1投稿だけを頼むこともできますか

頼めます。単発で受ける形を持つ相手もいます。ただし1本だけでは、進め方と修正の往復を見きれません。相性を見るなら、1か月分をまとめて頼むほうが判断材料が増えます。

1本ごとに頼む場合は、素材と原稿を自社が用意する前提になります。企画から任せたい場合は、単発の依頼では噛み合いません。

成果が出るまでに、どのくらいかかりますか

最初の1か月で分かるのは、約束した本数が出たか、修正の往復が何回で収まったかです。題材ごとの反応の差が見えるのは、3か月ほど続けてからです。

短い期間で数字を動かしたい場合は、期限の決まった催しに合わせた施策のほうが向いています。ただしその形は、1名で受けられる量を超えやすくなります。

個人に頼むのが向いていない業種はありますか

業種そのもので分かれるのではありません。分かれるのは、確認する関係先の数と、毎月新しく撮る必要があるかどうかです。医療や金融のように表現の決まりが細かい分野では、確認する関係先が増えます。

複数の部署や外部の関係先の確認が要る場合は、往復を進行する人が別に要ります。その役割まで1名に求めると、公開日を守れなくなります。

Instagram以外のSNSも個人に頼めますか

頼めます。ただし媒体ごとに作る形式と本数が変わるため、複数の媒体を1名に任せると上限に当たりやすくなります。まず1媒体で始め、続く形を作ってから増やしてください。

まとめ

インスタ運用代行を個人に頼むと月額は下がりますが、外に出せるのは投稿の制作と入稿までです。毎月の企画と数字の振り返りは自社に残るため、社内に企画を出せる人がいれば個人に頼む形が成り立ちます。候補を探す前に、翌月の投稿12本の題材が社内だけで出そろうかを試しておくと、頼む先で迷いません。

株式会社FIZは、Z世代に届くSNSマーケティング・インフルエンサー施策に強みを持つ会社です。ホテルニューオータニ大阪のナイトプール施策では56名を起用し、3週間で830万インプレッションを記録しました。ラウンドワン・HIS・三井不動産の施策も手がけています。「自社の状態なら個人と会社のどちらに頼むべきか」を相談したい方は、ご連絡ください。