SNSマーケティング 35 min read

東京のSNS運用代行会社10社を比較|月額・契約期間・撮影の一覧

東京のSNS運用代行会社10社を比較|月額・契約期間・撮影の一覧

東京でSNSの運用を任せる会社を決めようとすると、候補ばかりが増えていきます。どの会社も「戦略設計から投稿、分析まで対応」と掲げていて、読み比べても違いが見えません。候補は増えるのに、決め手は増えない状態です。

この記事でわかること

  • 東京のSNS運用代行会社10社の比較
  • 任せられる業務と東京の費用相場
  • 比べるときに見る7つの項目
  • 3社に絞る3つの条件
  • 問い合わせと商談の進め方

自社の条件に合う数社を選び、社内に説明できる理由まで持ち帰れます。

東京のSNS運用代行会社10社を比較【一覧表】

この記事を書いている株式会社FIZをいちばん上に置き、その下は月額の安い順です。月額を公式サイトで確かめられなかった会社は、さらにその後ろです。

会社 東京の拠点 月額 最低契約期間 対応するSNS 撮影
株式会社FIZ 大阪市北区 目安30万円〜 半年から Instagram・TikTok・Xほか 撮影・編集に対応
株式会社バケット 中央区 LINE 8万円〜/X 15万円〜/Instagram 15万円〜 要確認 X・Instagram・LINE・Facebook 要確認
株式会社ハーマンドット 渋谷区 X 14.8万円〜/Instagram 29.8万円〜(税別) 3か月〜 Instagram・TikTok・X 自社で撮影・編集
テテマーチ株式会社 目黒区 インハウスサポート 40万円〜/コンテンツサポート 60万円〜/トータルサポート 100万円〜 6か月以上 Instagram・X・TikTok 要確認
株式会社ホットリンク 千代田区 50万円〜 6か月 X・Instagram・Facebook・LINEほか 素材撮影・編集
株式会社WILL 世田谷区 要確認 要確認 Instagram・X・LINE 要確認
株式会社ガイアックス 千代田区 要確認 要確認 X・Instagram・TikTok・YouTubeほか 撮影・クリエイティブ制作
株式会社グローバルリンクジャパン 中央区 要確認 要確認 Instagram・TikTok・YouTube・Xほか 要確認
株式会社コムニコ 港区 要確認 要確認 Instagram・X・LINE・TikTokほか 要確認
サイバー・バズ株式会社 渋谷区 要確認 要確認 Instagram・X・TikTok・YouTube・LINE 要確認

2026年9月21日時点の各社公式サイトの情報です。

東京のSNS運用代行会社10社の特徴

一覧表の10社について、何を任せられるかと、どんな会社に合うかを1社ずつまとめました。プランの内訳と対応するSNSの全体は、各社の表で確かめられます。

株式会社FIZ

株式会社FIZの公式サイトのトップページ(2026年9月22日時点)

Instagram・TikTok・Xなどの運用と、撮影・編集をまとめて任せられる会社です。本社は大阪で、東京の案件も手がけています。渋谷・水道橋・京都の3拠点のイベントを、1つの企画で回した実績があります。

合う会社:首都圏と関西など、離れた拠点をまとめて1社に任せたい会社

項目 内容
所在地 大阪市北区
月額 目安30万円〜
最低契約期間 半年から
対応するSNS Instagram・TikTok・Xなど
撮影 撮影・編集に対応
公式サイト fizjapan.com

株式会社バケット

株式会社バケットの公式サイトのトップページ(2026年9月22日時点)

LINE・X・Instagramの運用を、SNSごとにライトとベーシックの2段階から選んで頼める会社です。月額はLINEのライトプランの8万円からで、クリエイティブ制作もサービスに入っています。

合う会社:まずLINE1つから、少ない月額で外注を試したい会社

項目 内容
所在地 東京都中央区銀座3丁目
月額 LINEライトプラン 月8万円〜/LINEベーシックプラン 月15万円〜/Xライトプラン 月15万円〜/Xベーシックプラン 月25万円〜/Instagramライトプラン 月15万円〜/Instagramベーシックプラン 月25万円〜
最低契約期間 要確認
対応するSNS X・Instagram・LINE(Facebookへの言及あり)
撮影 要確認(「クリエイティブ制作」の項目あり)
公式サイト bucket.co.jp

株式会社ハーマンドット

株式会社ハーマンドットの公式サイトのトップページ(2026年9月22日時点)

撮影・編集・デザイン・コピーまでを自社で制作すると掲げる会社です。Instagram・X・TikTokに対応し、TikTokは動画1本2万5,000円からの本数で頼めます。契約は3か月から始められます。

合う会社:社内で撮影の手配ができず、3か月の短い期間から試したい会社

項目 内容
所在地 東京都渋谷区円山町
月額 Instagram 月額29万8,000円〜/X 月額14万8,000円〜(いずれも税別)/TikTok 動画1本2万5,000円〜(税別)・月8本〜
最低契約期間 3か月プランから
対応するSNS Instagram・TikTok・X
撮影 自社で撮影・編集
公式サイト hermandot.co.jp

テテマーチ株式会社

テテマーチ株式会社の公式サイト

Instagram・X・TikTokの運用を、戦略の設計から運用の伴走まで頼める会社です。プランはインハウスサポート・コンテンツサポート・トータルサポートの3つで、月額は40万円から100万円までです。大阪にもオフィスがあります。

合う会社:半年以上の契約で、月40万円以上をかけて戦略から任せたい会社

項目 内容
所在地 東京都目黒区目黒(大阪オフィスは大阪市中央区)
月額 インハウスサポートプラン 月40万円〜/コンテンツサポートプラン 月60万円〜/トータルサポートプラン 月100万円〜
最低契約期間 全プラン6か月以上
対応するSNS Instagram・X・TikTok
撮影 要確認
公式サイト tetemarche.co.jp

株式会社ホットリンク

株式会社ホットリンクの公式サイトのトップページ(2026年9月22日時点)

投稿の企画から素材の撮影・編集、投稿までを1社に任せられる会社です。X・Instagramに加え、Pinterest・Threads・BeRealにも対応しています。月額は50万円からで、契約は6か月からです。

合う会社:ThreadsやPinterestも含めて、撮影ごと運用を任せたい会社

項目 内容
所在地 東京都千代田区富士見
月額 月額50万円〜
最低契約期間 6か月契約から
対応するSNS X・Instagram・Facebook・LINE・Pinterest・Threads・BeReal
撮影 素材撮影・編集
公式サイト www.hottolink.co.jp

株式会社WILL

株式会社WILLの公式サイトのトップページ(2026年9月22日時点)

「中小企業を、強くする」を掲げ、Instagram・X・LINEの投稿企画と改善レポートを任せられる会社です。広告運用とインフルエンサー施策(約1,000人のネットワーク)、WEB制作も頼めます。美容・医療・EC・製造・自治体などを支援先に挙げ、クライアント継続率80%・平均継続期間18か月と掲げています。

合う会社:中小企業で、SNSの投稿と広告の運用を同じ会社に頼みたい会社

項目 内容
所在地 東京都世田谷区三軒茶屋
月額 要確認(相談・見積もりは無料)
最低契約期間 要確認
対応するSNS Instagram・X・LINE
撮影 要確認
公式サイト we-will.jp

株式会社ガイアックス

株式会社ガイアックスの公式サイトのトップページ(2026年9月22日時点)

X・Instagram・TikTokからLinkedIn・YouTubeまで、7つのSNSの運用を任せられる会社です。運用支援に撮影とクリエイティブ制作が入り、ショートドラマの制作も別に頼めます。料金は施策ごとに決まる形です。

合う会社:ショートドラマのような作り込んだ動画も、運用とあわせて頼みたい会社

項目 内容
所在地 東京都千代田区平川町
月額 要確認(「提供価格は施策によって異なる」)
最低契約期間 要確認
対応するSNS X・Instagram・TikTok・Facebook・LINE・LinkedIn・YouTube
撮影 撮影・クリエイティブ制作
公式サイト www.gaiax.co.jp

株式会社グローバルリンクジャパン

株式会社グローバルリンクジャパンの公式サイトのトップページ(2026年9月22日時点)

SNSを使った採用に強いことを掲げ、採用コンテンツの企画・制作から広告の管理までを任せられる会社です。建設・不動産、美容医療、食品、旅行・ホテル、人材、士業など、得意とする業界を挙げています。外国語での運用にも対応すると掲げています。

合う会社:SNSで人材を採用したい会社や、英語など外国語でも発信したい会社

項目 内容
所在地 東京都中央区日本橋
月額 要確認
最低契約期間 要確認
対応するSNS Instagram・TikTok・YouTube・X・Facebook・Pinterest
撮影 要確認
公式サイト www.smmj.jp

株式会社コムニコ

株式会社コムニコの公式サイトのトップページ(2026年9月22日時点)

3,000件以上の運用実績を掲げ、大手企業を中心に業界を問わず支援してきたとする会社です。プランニングと運用代行に加え、キャンペーンの企画・運用、リスクマネジメント、広告運用、レポート作成までを任せられます。運用管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」とキャンペーンツール「ATELU」も自社で提供しています。

合う会社:大企業の公式アカウントで、キャンペーンやリスクマネジメントまで任せたい会社

項目 内容
所在地 東京都港区虎ノ門
月額 要確認(価格表のページはあるが、資料のダウンロードが要る)
最低契約期間 要確認
対応するSNS Instagram・X・Facebook・LINE・YouTube・TikTok・note・LinkedIn・Pinterest
撮影 要確認
公式サイト www.comnico.jp

サイバー・バズ株式会社

サイバー・バズ株式会社の公式サイトのトップページ(2026年9月22日時点)

独自のインフルエンサーネットワークと、SNSアカウント運用の知見を強みに掲げる会社です。運用コンサルティング「bridge」、インフルエンサー手配「NINARY」、サンプリング「ripre」を扱います。運用の業務を助けるツール「owgi」と、広告審査のAIツール「MamoRis」も提供しています。

合う会社:自社アカウントの運用と、インフルエンサーを使った発信を並行して進めたい会社

項目 内容
所在地 東京都渋谷区桜丘町
月額 要確認
最低契約期間 要確認
対応するSNS Instagram・X・TikTok・YouTube・LINEなど
撮影 要確認
公式サイト www.cyberbuzz.co.jp

SNS運用代行に任せられる業務と、東京の会社の特徴

SNS運用代行は、SNSアカウントの運用にかかる業務を外部の会社に任せる仕組みです。任せられる業務は、アカウント設計から投稿、広告運用、分析まで8つに分かれます。どこまで任せるかで、月額も社内に残る仕事も変わります。

任せられる8つの業務

すべてを1社にまとめることも、一部だけを切り出すこともできます。任せられるのは次の8つです。

  1. アカウント設計:コンセプト・ターゲット・投稿方針を決め、プロフィールを整える
  2. 投稿の企画とコンテンツ制作:月ごとの企画を立て、画像・動画・原稿を作る
  3. 投稿の実施と運用:作った投稿を予定どおりに公開し、反応を確認する
  4. コメント・DMへの対応:受け取った反応に返信し、対応の基準を決めておく
  5. 広告運用:投稿を広告として配信し、配信先と予算を調整する
  6. インフルエンサーの起用とタイアップ:発信者を選び、依頼と進行を管理する
  7. キャンペーンの実施:応募の受付・抽選・発送までの流れを組む
  8. 分析とレポート:数字をまとめ、次の月に何を変えるかを提案する

任せ方は2つに分かれます。運用そのものを代わりに回してもらう形と、社内で回せるようにする助言を受ける形です。助言を受ける形は、内製化支援やコンサルと呼ばれます。社内に担当者を置けるなら、内製化支援のほうが費用を抑えられます。どちらを求めているかは、問い合わせの時点で書いてください。

外注で変わる社内の仕事

社内で変わるのは、担当者が使う時間の中身です。投稿を作る時間が減り、確認と判断の時間に移ります。

  • 本業に戻せる時間が増える:企画・制作・入稿の作業が外に出ます
  • 投稿の頻度が安定する:担当者の繁忙期でも投稿が止まりません
  • 投稿の質のばらつきが減る:制作の担当者が固定されます
  • 投稿前の確認が仕組みになる:表現のリスクを2人以上で見る形が作れます
  • 数字を見る習慣ができる:月次のレポートが定期的に届きます

注意したい点もあります。社内に運用の知見が残りにくくなることです。契約が終わったときにアカウントと素材が自社に残るかは、契約前に決めてください。

東京の会社に多い体制

東京の会社を選ぶ利点は、打ち合わせと撮影で人が動きやすいことです。会社の数が多いため、対応するSNSや撮影の有無で候補を選び分けられます。

社内に制作と撮影の体制を持つかどうかは、会社ごとに違います。一覧の10社でも、撮影への対応が分かるのは4社です。対応するSNSも、3媒体の会社から9媒体を挙げる会社まで開きがあります。「東京の会社だから制作まで頼める」とは考えず、会社ごとに確かめてください。

拠点の近さが関わるのは、現地の撮影と急な立ち会いだけです。打ち合わせ・企画・投稿の確認は、距離とほぼ関係がありません。

東京のSNS運用代行の費用相場

費用の中心帯は月額10万円から50万円です。金額を決めるのは会社の所在地ではなく、任せる業務の範囲です。範囲が広がるごとに、企画・制作・広告運用・分析が順に加わります。

月額の価格帯ごとの業務範囲

月額は4つの価格帯に分かれます。同じ「運用代行」でも、価格帯が違えば中身は別のサービスです。

月額の目安 入る業務 向いている状況
5万〜10万円 投稿の代行が中心。原稿と画像は自社で用意する 企画は社内でできる。手だけが足りない
10万〜20万円 投稿の企画と簡単な制作、月次の簡易レポートが加わる 運用を止めずに回したい
20万〜50万円 企画・制作・投稿・コメント対応・分析レポートまで 運用全体を任せたい
50万円〜 戦略設計・広告運用・インフルエンサー施策・動画制作を含む 予約や来店など事業の数字を動かしたい

一覧表で月額を公開している5社も、この4つの価格帯に収まります。バケットのLINEライトプラン(月8万円〜)は1つ目、ホットリンク(月50万円〜)は4つ目にあたります。

総額の出し方

比べる金額は総額です。総額は、月額に契約期間をかけ、初期費用と撮影の実費を足した金額です。

月額だけで並べると、初期費用の大きい会社が安く見えます。最低契約期間も会社によって違い、3か月から6か月が目安です。一覧表の4社でも、ハーマンドットは3か月から、テテマーチは6か月以上から、ホットリンクとFIZは6か月からです。月額20万円で6か月なら120万円、月額25万円で3か月なら75万円と、順位が入れ替わります。

初期費用には、アカウント設計・競合の分析・プロフィールの整備が入ることが一般的です。「初期費用0円」が安いとは限りません。設計の費用が月額に織り込まれている場合があるためです。

安いプランで起きること

月額が低いプランでは、投稿を出すところまでが範囲になります。企画・分析・改善は含まれないことが多く、成果の話は別料金になります。

フリーランスに頼む場合の相場は月2万円から10万円です。会社に頼む場合との差は、体制の差です。1人で回すため対応の量とスピードに上限があり、炎上などの緊急時に手が薄くなります。作業の手を増やしたいならフリーランス、設計から任せたいなら会社が向いています。

安い金額のプランを選ぶこと自体は問題ではありません。問題になるのは、投稿代行のプランに成果の改善を期待して契約する場合です。見積を受け取ったら、「コンテンツ制作」「月次レポート」「戦略設計」の3項目が入っているかを見てください。3つとも無ければ、投稿を出すためのプランです。

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会社を比べる7つの項目

一覧表で残った会社には、次の7つを同じ順で当てはめます。7つとも、問い合わせか商談で答えを確かめられる項目です。

1 対応するSNS

最初に外れるのは、自社の使う媒体を扱っていない会社です。一覧表の「対応するSNS」の列で確かめられます。

10社のうち、TikTokを挙げているのは7社です。Instagramは10社すべてが挙げています。LINEを挙げているのは6社です。媒体ごとに、求められる制作物も変わります。TikTokとリールは動画、Instagramのフィードは画像、LINEは配信の文面と配信先の設計が中心になります。

2 同じ業種の実績

見るのは社名の数ではなく、実績の中身です。同じ業種か、同じ構造の案件かで判断します。

構造とは、顧客が動く形のことです。来店型か、予約型か、期間が決まった催し型かで、設計はまったく変わります。自社と構造が近い実績があるなら、業種が違っても設計は通用します。実績を聞くときは「課題・施策・結果」の3点セットで説明してもらってください。社名の一覧だけでは、何を担当したのかが分かりません。

3 企画と目標の決め方

聞くのは1問です。「うちの場合、何を目標に置くべきですか」。

答えが「フォロワー数」「投稿数」で止まる会社は、投稿を続けること自体を目的にしがちです。予約数・来店数・問い合わせ数のように、事業の数字に結びつく指標を提案できるかを見てください。毎月の企画をどう決めるかも合わせて聞きます。前月の数字から企画を決めるのか、年間の計画に沿って進めるのかで、運用の進み方が変わります。

4 制作と撮影の体制

どちらでも進みますが、確かめる点が変わります。制作と撮影を社内で持つ会社と、外部に頼む会社があるためです。

外部に頼む形の場合、企画を作る人と撮る人が別になります。撮影の指示書を誰が作るかを聞いてください。社内で持つ場合は、年間の撮影回数と1回の日数を先に見積に入れられます。一覧表で撮影への対応が分かる4社も、範囲は同じではありません。ハーマンドットは自社での撮影・編集、ホットリンクは素材撮影と編集です。ガイアックスは撮影とクリエイティブ制作を挙げています。FIZは撮影と編集に対応しています。

5 レポートの中身

レポートは、様式ではなく「次に何をするか」が書かれているかで見ます。数字の並びだけでは、翌月の判断に使えません。

見せてもらうのは、実物の見本です。確かめるのは3点あります。どの数字を載せるか、拠点や店舗ごとに分けて出せるか、改善の提案が付くかです。フォロワー数だけでなく、保存・シェア・プロフィールからのサイト誘導まで載るかも見てください。エンゲージメント率を重視する会社もありますが、率だけでは母数の変化が見えません。数と率の両方を出してもらう形が安全です。

6 料金の出し方と追加費用

確かめるのは、月額に入らない費用です。ここが見積の差になります。

  • 初期費用はいくらか、何が含まれるか
  • 撮影の交通費・宿泊費は実費か、月額に含まれるか
  • 投稿の修正は何回まで無料か
  • 広告費は月額とは別か、手数料は何パーセントか
  • インフルエンサーの起用費は、そのつど見積か

料金を公式サイトに書いていない会社でも、この5点は問い合わせで答えが返ってきます。10社のうち月額を公開しているのは5社ですので、半数の会社にはこの確認が必要です。

7 連絡の取り方と炎上時の初動

決めるのは、連絡の手段・頻度・返信の期限です。契約前に数字で決めてください。

定例は月に何回か、そのうち何回を対面にするか、連絡はメールかチャットか。投稿の確認を何営業日で返すかも決めます。加えて、投稿が炎上したときの初動を聞いてください。誰が判断し、何分で一次対応を出すかです。

3社に絞る3つの条件

候補は、次の3つを先に決めると3社前後まで減ります。任せる範囲、撮影の場所と回数、総額の上限と契約期間です。この順に決めてください。最初の条件が、最も多くの会社を外します。

候補は見る前に「3つの条件」で削る

候補が多くても、3つの条件を順に決めると3社前後まで減ります。この記事の10社であれば、条件1で7社前後、条件2で5社前後、条件3で3社前後まで絞れます。社数は目安で、業種と予算によって変わります。

東京は会社の数が多く、地名を足しても候補があまり減りません。多くの会社が「戦略設計から投稿、分析まで対応」と掲げています。一覧の上では違いが見えにくいため、自社の条件で外すほうが早く決まります。

外した理由は、そのまま社内への説明に使えます。「この条件に合わないので外した」は稟議で通ります。「一覧の上位だったので選んだ」は理由になりません。

条件1:任せる範囲

任せる範囲が決まらないと、見積の中身が会社ごとにばらつきます。企画から任せるのか、社内で決めた内容の投稿だけを任せるのか。広告運用やインフルエンサーの起用まで含めるのかを決めます。

書き方は1行で足ります。たとえば「企画・制作・投稿を任せる。広告運用は社内で持つ」です。この1行に合わない会社は、この時点で候補から外れます。任せられる業務の8つから、任せるものに丸を付ける形でも構いません。

一覧の「対応するSNS」の列も、ここで使います。自社がTikTokを使うなら、TikTokを扱っていない会社は残りません。

条件2:撮影の場所と回数

見積の差が最も大きく出るのは、人と機材が動く部分です。決めるのは、撮影する場所・年間の回数・1回の日数の3つです。

決めること 書き方の例 ここで外れる会社
場所 都内の本社と店舗2か所 現地での撮影に対応しない会社
年間の回数 年6回 撮影が年2回までの定額プランしか持たない会社
1回の日数 1日で2か月分を撮る 半日単位でしか組めない会社

一覧の「撮影」の列で要確認になっている会社は、対応しないと決まったわけではありません。自社で撮るのか、外部のカメラマンに頼むのかを、問い合わせで確かめてください。首都圏の外に拠点がある場合は、その拠点も先に書き出します。後から足すと、見積の作り直しになります。

条件3:総額の上限と契約期間

上限は月額ではなく総額で決めます。総額とは、月額に契約期間をかけ、初期費用と撮影の実費を足した金額です。

月額だけで上限を決めると、初期費用の大きい会社が安く見えます。契約期間が12か月の会社と6か月の会社も、月額では並べられません。「6か月で200万円まで」のように、期間と金額をセットで書いてください。

一覧の月額が「要確認」の会社は、この段階では総額を出せません。先に上限だけ決めておき、問い合わせの本文にその金額を書きます。金額を決めるのは会社の規模ではなく、条件1で決めた範囲です。

複数拠点を任せるときの確認点

聞くのは、現地に行く人・エリアごとの企画・拠点別のレポートの3点です。旗艦店と地方店、本社と全国の施設のように拠点が分かれていると、この3点で見積が変わります。

  1. 現地に行くのは誰か(会社の社員か、エリアごとの外部スタッフか)
  2. エリアごとに企画を変えるか(同じ投稿をすべての拠点で使い回さないか)
  3. レポートは拠点別に出るか(合算だけなら、どの拠点が伸びたか分からない)

見落とされやすいのは、拠点別のレポートです。合算のレポートしか出ない場合、次にどの拠点へ予算を寄せるかを決められません。拠点別に出せるかは、契約前に確かめてください。

拠点の数と必要な体制

拠点が1か所のときに要るのは、現地に行く人です。首都圏で複数の拠点になると、そこにエリアごとの企画づくりと、拠点別のレポートが加わります。全国に広がると、さらに移動の設計と、現地の撮影体制が加わります。下の層は消えません。上に積み増されていきます。

拠点が増えると体制は「積み増される」

見積が1拠点分の体制のままだと、追加の作業は契約後の交渉になります。拠点の数は、見積を依頼する時点で伝えてください。

複数拠点の実例(sequence・ホテルニューオータニ)

複数の拠点を1つの企画で回すときに先に組むのは、進行と人の配置です。

株式会社FIZは、三井不動産のホテルsequenceでイベントを担当しました。担当した範囲は企画・実施・運営です(sequenceのイベント実績ページ)。会場は渋谷宮下パーク・水道橋・京都五条の3拠点で、3週連続の開催です。都内の2拠点と京都を、1つの企画で回しました。

もう1つの例は、ホテルニューオータニの2021年のナイトプール企画です(大阪&幕張のナイトプールの実績ページ)。大阪と幕張の2施設を同時に動かし、48名のインフルエンサーを起用しました。48名の合計フォロワー数は、InstagramとTikTokを合わせて800万人です。この施策では、過去最高の売上と収益を記録しました。

首都圏の施設では、ホテルニューオータニ幕張C&Cのプロモーションムービーも制作しました。

株式会社FIZの本社は大阪市北区にあります(会社概要ページ)。東京の案件は、東京にいるメンバーが担当しています。

東京の実績の見分け方

会社の所在地が東京であることと、東京の商圏で成果を出したことは別です。自社の集客の参考になるのは、東京の商圏で成果を出した実績だけです。

所在地の実績と商圏の実績

所在地の実績か商圏の実績かは、実績の説明に「誰に届けたか」が書かれているかで見分けます。東京に本社がある会社の実績一覧には、全国の案件が並びます。所在地は東京でも、実際に動いた現場は地方ということもあります。逆に、東京に拠点を持たない会社が東京の商圏で成果を出していることもあります。

一覧の「東京の拠点」の列は、所在地しか表していません。社名と媒体名だけの紹介では、商圏を理解しているかまでは分かりません。

東京の3つの商圏

予算が限られるなら、狙う層を1つに寄せてください。自社の顧客がどの層かを決めると、確認する実績も変わります。

層 どういう人か 投稿で作るもの
都心の来街者 仕事や買い物で都心に来る人。滞在の時間が短い 「ついでに寄れる」と分かる情報
沿線の生活者 特定の路線の沿線に住み、生活圏の中で動く人 「今週末に行ける」と思える距離感
訪日の旅行者 海外から来る人。旅程を来日の前に組む 旅程に入れてもらう情報(言語と時期の設計)

3つの層に同じ投稿を出すと、どの層にも浅くしか届きません。

訪日の旅行者に向ける場合は、届け手を選ぶところから変わります。株式会社FIZは、UNIQLO心斎橋旗艦店(大阪)のオープンプロモーションを担当しました。アジア圏に届く発信者5名を起用しています。日本語の投稿だけでは、来日前の旅程には入りません。

自治体・地域の催しの実例(東京都中央区)

表現を確認する関係先が増えるため、企業のアカウント運用とは進め方が変わります。

株式会社FIZは、東京都中央区観光商業まつりのInstagram公式アカウントを運用しました。クリエイティブの制作と、アカウントの分析まで担当しています。クライアントは読売ISです。

催しに近い形の案件では、先に2つを決めてください。表現を確認する窓口を誰にするか、確認の往復に何営業日を見込むかです。この2つを契約前に決めておくと、開催の直前に差し替えが止まりません。

問い合わせと商談の進め方

同じ本文を送り、同じ質問をしてください。返ってきた差が、そのまま運用中の差になります。

問い合わせの本文に書く4項目

3つの条件で決めた内容を、そのまま文章にします。目的・現状・撮影の場所と回数・総額の上限の4つです。

書くこと 書き方の例
目的を1つ 20代の新規来店を増やす
現状 Instagramのみ運用中。社内の担当は1名。写真素材は提供できる
撮影の場所と回数 都内の2店舗で年6回
総額の上限 6か月で200万円まで(初期費用と撮影の実費を含む)

目的は1つに絞ってください。認知も予約も採用も、と並べると提案がぼやけます。

同じ文面で3社に送る

文面が違うと、返ってくる見積の前提も変わります。3社に送るなら、3通とも同じ文面にしてください。

撮影ありと撮影なしの見積が混ざると、金額の順位が入れ替わります。届いた見積を並べる表の列は、月額・初期費用・契約期間・総額・撮影の回数・成果の指標の6つにしてください。料金を公式サイトに書いていない会社ほど、目的・現状・撮影・総額を先に伝えると金額が返ってきます。

商談で聞く「東京のどの層に届けますか」

答えが都心の来街者・沿線の生活者・訪日の旅行者のどれかに寄っていれば、商圏を分けて考えています。「東京の20代です」で止まる答えは、まだ設計に入っていません。相手が先に「どの層を狙いますか」と聞き返してくる場合も、同じ判断で構いません。

この質問の答えは、そのまま稟議の資料に使えます。書き写せる答えが返ってくるかどうかで、社内に説明できる相手かが分かります。

毎月の企画の担当者

若い顧客層を増やすのが目的なら、毎月の企画を誰が担当するかを聞いてください。商談の席にいる人と、毎月の企画を担当する人は同じとは限りません。若い層に届く表現は数か月で入れ替わります。企画を担当する人数と年代、そして過去に作った投稿の実物を見せてもらってください。実物がその場で出てくるなら、説明と実務がつながっています。

株式会社FIZでは、企画を担当するのはZ世代の社員です。ターゲットと同じ世代が判断するほうが、企画の精度は上がるという考え方をとっています。

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東京のSNS運用代行によくある質問

東京の会社に頼むと費用は高くなりますか?

所在地によって月額が上がることはありません。金額を決めるのは、任せる範囲です。東京で変わるとすれば、撮影の移動費が小さくなる分だけ総額が下がる場合です。都内の拠点を都内の会社が撮るなら、移動の時間は短く済みます。

何社まで絞ればよいですか?

見積を取る段階では3社前後が現実的です。この記事の10社から始めるなら、3つの条件をかけて3社まで削ってください。3社なら、総額と体制を1枚の表に並べられます。5社を超えると、比べる作業だけで数週間かかります。3社まで減らないときは、条件2の撮影の回数を緩めてください。

料金を公式サイトに書いていない会社は、避けたほうがよいですか?

避ける理由にはなりません。要件ごとに見積を作る会社は、定価を出しにくいためです。今回の10社でも、月額を公式に書いているのは5社でした。問い合わせの本文に総額の上限と任せる範囲を書けば、1往復で金額は返ってきます。

大手企業のアカウントも任せられますか?

任せられます。確かめるのは会社の規模ではなく、体制と確認の流れです。社内の承認が何段あるか、投稿前の確認を何営業日で回すかを先に伝えてください。表現のリスクを誰が見るか、炎上したときの一次対応を誰が出すかも決めておきます。この3点が決まっていれば、社数の少ない会社でも進みます。

「東京の実績が豊富」と書いてある会社は、何を確かめればよいですか?

実績の説明に「誰に届けたか」が書かれているかを見てください。都心の来街者・沿線の生活者・訪日の旅行者のどれを狙った案件かを聞くのが早いです。届けた相手が書かれていない実績は、自社の商圏の参考になりません。

成果が出るまでに、どのくらいかかりますか?

通常のアカウント運用では、傾向が見え始めるまで3か月から6か月が目安です。一覧表の最低契約期間も、ハーマンドットが3か月、テテマーチとホットリンクが6か月(テテマーチは6か月以上)です。短い期間で判断したい場合は、催しやキャンペーンに合わせた単発の施策で相性を見る方法があります。インフルエンサーを使った施策なら、数週間で数字が動くこともあります。

首都圏と地方の店舗を、まとめて1社に任せられますか?

任せられます。確かめるのは体制です。現地に行くのは誰か、エリアごとに企画を変えるか、レポートは拠点別に出るか。この3点が決まっていれば、1社にまとめたほうが進行は速くなります。

東京に拠点がない会社に、東京の案件を任せられますか?

任せられます。決め手は拠点の有無ではなく、現地に来る段取りです。撮影と立ち会いに誰が何回来るか、交通費をどう扱うかを、見積の段階で決めてください。オンラインで進む工程は、拠点の場所に左右されません。

まとめ

東京のSNS運用代行会社は、一覧表の月額・最低契約期間・対応するSNS・撮影の列で比べられます。自社の条件に合う会社を数社選び、要確認の項目や公開されていない料金は、同じ文面の問い合わせで確かめてください。まずは、任せる範囲を1行で書き出すことから始めてみてください。

株式会社FIZは、Z世代に届くSNSマーケティング・インフルエンサー施策に強みを持つ会社です。本社は大阪にあり、東京の案件も手がけています。三井不動産のsequenceでは、渋谷・水道橋・京都の3拠点を3週連続で回しました。ホテルニューオータニでは大阪と幕張の2施設を同時に動かし、48名の起用で過去最高の売上と収益につながっています。東京都中央区観光商業まつりのInstagram公式アカウントの運用も担当しました。「自社の条件なら、どこまで任せられるか」を知りたい方は、お気軽にご相談ください。